ガールズバー店員と“浮気”した男性の末路。恐怖の復讐劇、彼女も女友達も失って…

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こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、女グセが悪い男はこの世にごまんといるため、浮気がバレる原因やパターンも多種多様。今回ご紹介する唯我さん(仮名・25歳)は自他共に認めるゲス男で、本命彼女がいるときも遊びまくっているそうですが、とても稀有な浮気バレのケースを体験したことがあるそうです。
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
◆浮気翌日、本命彼女になぜかバレていてフラれる
浮気がバレた経路はすぐにわかったといいます。
「初めて行ったガールズバーで付いてくれた茶髪のギャル系の子を口説いて、その日のうちにお持ち帰りに成功したんですよ。俺の家で飲み直して関係を持ったんですけど、けっこう酔ってたから起きたら昼前になってて、もうその子は帰ってて。で、その日は夜に彼女と会う約束をしてたからLINE送ってたんですけど、既読スルーで無視されてたんですよね。
そしたら夜になって彼女が家まで乗り込んできて、俺とガールズバーの子が裸で寝てる画像を見せてきて(苦笑)。『別れる!』の一点張り。うちに来たのも俺に文句を言って、自分の荷物を回収して、二度と会わないようにするためだったらしいです」
◆恐怖の一言「まだ私が誰かわからないの?」
ガールズバーの女性は、唯我さんが泥酔して爆睡中にスマホのロックを解除し、裸のツーショットを撮影。その後、LINEを開いて彼女に画像を送信して、すぐに画像自体と送信履歴を削除。これで唯我さんのスマホに痕跡は残らないものの、彼女にはしっかり浮気画像が届いていた、ということのようです。
「彼女に嵐のようにフラれてしばらく放心状態だったんですけど、ガールズバーの子ともLINEを交換していたんで、問い詰めようと電話しました。無視される可能性のほうが高いだろうなと思ってたんですけど、その子は電話に出て、あっさり画像を送ったことを認めました。それで俺が『ふざけんじゃねぇぞ!』ってキレてる間、その子はずっと無言だったんですけど、しばらくして沈黙を破ったかと思ったら、めっっっっちゃ低い小さな声で『まだ私が誰かわからないの?』って」
◆1ヶ月だけ付き合っていた元カノだった
その言葉を最後に、一方的に通話を切られた唯我さん。ホラー的な怖さを感じていたところ、数分後に「麻耶だよ」と一言だけLINEメッセージが届き……。
「その名前を見て、頭をフル回転させて考えました。それでようやく気付いたんです。その麻耶(仮名)って子は4、5年前に1ヶ月だけ付き合ってた元カノだったんですよ。俺は昔からスマホの暗証番号変えてないから、簡単にロック解除できたんでしょうね。元カノだって気付かずに口説いてたなんてありえないと思うかもしれませんが、マジで雰囲気がガラリと変わってたんです。当時は女子大に通ってて、よく言えば黒髪清純派、悪く言えば芋娘って感じ。でも今は茶髪でギャルメイクしてて、もしかするとプチ整形したのかもってぐらい目のパッチリ具合も全然違ってた。あと酒焼けしてて声もガラガラだったから、喋っててもガチで一切気づけなかったんです」
◆元カノはすぐに気付いており、いつ気付くか観察
ちなみに麻耶さんと交際していたときも、唯我さんの浮気が発覚して破局したんだとか。

◆彼女だけでなく女友達にまで復讐が及ぶ
その言葉の意味をすぐに理解できなかった唯我さんでしたが、その後、麻耶さんの復讐の全貌が明らかに。
「彼女以外の女友達とかにも、LINEに入ってる女たちには片っ端から例の裸画像を送っていたみたいなんです。しかも彼女は残してあったんですけど、彼女以外の女は俺のスマホからブロック・削除されてたんですよ。インスタで繋がってる子からDMが来て、裸画像が送られてきた後にブロックされてたって教えてくれたんですけど、LINEでしか繋がってなかった子はもう連絡取れなくなっちゃいました(苦笑)」
◆笑顔で再会して思い出話に花が咲いた可能性も…
完全なる自業自得なので唯我さんに同情の余地は1ミリもないですが、元カノの徹底した復讐劇には背筋が凍るものがあります。ただ麻耶さんのメッセージには、「好きだった人に気付いてもらいたかった」といった乙女心が滲んでいたようにも感じられました。
もし唯我さんがお店で会った段階で麻耶さんだとすぐに気付いてあげれば、破局当時は憎まれていたかもしれませんが、麻耶さんは笑い話にしてくれて思い出話に花が咲き、和やかな再会になった可能性もなきにしもあらず。そんなルートがあったかもしれないだけに、唯我さんの愚かしさが際立った結末と言えるでしょう。
<文/堺屋大地>

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