「国会なんかマジ暇だよね」 堀江貴文氏、河野氏の「スマホ答弁」注意に「アホみたいな話」

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河野太郎デジタル相が2023年11月27日の参院予算委員会で、スマートフォンを使いながら答弁しようとして末松信介委員長に注意を受けたことをめぐり、実業家の堀江貴文さんが28日にYouTubeに公開した動画で、国会でのスマホ使用を認めないことを「アホみたいな話」などと批判した。国会のあり方についても「国会なんかマジ暇だよね」と指摘した。
河野氏は11月27日の参院予算委員会での答弁中、スマホを使って調べものをしようとしたところ、末松委員長から注意を受けた。委員会室ではタブレット端末やノートパソコンを使用することはできるがスマートフォンの使用は認められないという。
河野氏は28日、閣議後の記者会見で「スマホを使っちゃったのは私のミス」とし、謝罪している。
騒動を受け、堀江さんは「国会でスマホ使えないっておかしくない?【河野太郎大臣スマホ使用で注意】」と題した動画で持論を語った。河野氏は注意を受けた際、2019年3月当時の外相が誰だったかについて問われスマホで調べようとしていた。こうした背景について、堀江さんは「記憶が定かでない、何月何年の何月何日デジタル大臣やってましたか? とか聞かれて完璧に覚えてる人なんか多分いないと思うんですけど」とし、「まさにデジタル時代を、デジタル担当大臣としてデジタル化を推進する立場の人がですね、それ(スマホでの調べもの)をやることに対して何が問題があるのかと」と疑問を口にした。
「政府としてDX推進、DX推進って言ってるのにですね、参議院予算委員会はスマホの持ち込みも禁止するのか。あるいはスマホで業務に必要なことを検索するのも許さないのか。アホみたいな話ですよね」とバッサリ。
「そこに『ルールがルールが』っていう風に言うんだけれども、そんなの変えろよルールを」と臨機応変にルールを変えるべきだと主張した。
「ずっとそんなことをやってるから示しがつかないというか。子供までそういった精神が宿ってしまうんですよね。ルール至上主義というか、時代に沿ってないルールだったりとか、全く合理的でないルール(が消えない)」とあきれるように語った。
スマホ利用の是非以前に、ルールの運用について疑問があるとした。
「スマホでね、エロ動画見てたら微妙かもしれないですけど。でも国会とかマジただのセレモニーなの、みんな分かってるじゃないですか」とし、「運動会とかで無意味につまらない校長先生の原稿をただ読むだけの挨拶文を炎天下で黙って聞いて、直立不動で私語をしてもいけないみたいな(状況)」と例えた。
「国会なんかマジ暇だよね、あれね。国会やってる間に他の仕事した方がいいんじゃねえのと思いますし」「僕全然リモートでいいと思う」とし、「もしどうしても出席しなきゃいけないっていうんだったら、スマホくらいいじらせろよ。その間に公務こなすわ。いろんなこと考えたりとか、いろんなことを調べたりとか全然できる」と主張した。
堀江さんはこうした状況を変えて欲しいと思っているとして、「河野デジタル大臣、わざとやったんじゃないかなと僕思うんですけど」と推測。「彼のような責任ある立場の人がですね、よくわかんないイミフなルールを守らなかったとして文句を言われることが世間に批判される。という風な世の中になればいいなと」と語った。
その上で、「国会議員全員で、『こんなバカみたいなルールやってられませんよ』っていう風に言えばいいんですよ。そうするとルール変わるんで」とも主張。意味がないルールがのさばる世の中が良くないことを「是非分かってくれる世の中になってほしい」とし、河野氏に向け「デジタル大臣、河野さん。変えてください」と呼びかけた。

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