北朝鮮のミサイルが東北上空通過! 久々のJアラートに早朝の列島震撼

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「怖い…」。朝の列島が緊張感に包まれた。4日午前7時27分ごろ、テレビ各局の地上波放送画面が一斉に切り替わった。北朝鮮からミサイルが発射された模様だとして、北海道と青森県を対象に政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を作動し、住民に避難を呼びかけた。テレビはミサイル一色となり、SNSでは恐怖感を訴える投稿が相次いだ。
韓国軍合同参謀本部は同日、北朝鮮が午前7時23分ごろ(日本時間同)に中距離弾道ミサイル1発を発射したとみられると明らかにした。韓国大統領は「4000キロ飛行」と明らかにしたと同国メディアが報道。松野博一官房長官は緊急記者会見で、ミサイルは東北上空を通過し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したものと推定されると語った。
今年に入ってミサイルを“乱発”している北朝鮮。6月初旬からしばらく途絶え、8月17日の巡航ミサイル発射を経て9月末に再び発射が活発化した。同月25日から今月1日までの1週間に7発を放っていた。
NHKは3日に始まったばかりの朝ドラ「舞いあがれ!」を午前8時の定刻に放送せず、ミサイル報道を続けた。Jアラートはスマホなどを通じて伝わる。ツイッターでは「びっくりした」「怖い」「起こされた」といった声が次々と流れた。
Jアラートは弾道ミサイル発射や大きな地震発生などに際して緊急情報を伝えるために作動するシステム。2016~17年に北朝鮮がミサイル発射を繰り返した当時に作動した例があり、17年にミサイルが日本上空を通過した際は、Jアラートを受けてプロゴルフの大会や競走馬の調教に影響が出た。
「Jアラート」は同年の新語・流行語大賞のトップテン入りしている。

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