サイゼリヤのサラダにカエル混入はなぜ起きる? 店内を跳び回るケースも

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外食チェーンでカエルの混入事案が後を絶たない。サイゼリヤは3日、都内や神奈川の計3店舗で10月に提供したサラダにカエルが混入していた事案があったと発表した。相次ぐカエル混入はなぜ起きるのか。
同社によれば、先月21日に客からの指摘を受け調査したところ、神奈川の小田原ダイヤ街店、同・川崎日航ホテル店、東京の阿佐ヶ谷駅南口パール商店街店の3店舗でカエル混入事案が確認された。保健所の調査では、店舗での調理時ではなく、いずれも神奈川の大和工場でレタスを加工した際に混入した可能性が高いという。
「カエルの混入事案はたまにあり、多くは葉物野菜の間に紛れ込むケースです。洗浄やカットの工程を運よく免れ、包装され、店舗に出荷されてしまう。加工工場は郊外にあることが多く、過去には工場の窓の隙間からカエルが入り込み、混入した事案もあった」(流通関係者)
今年5月には丸亀製麺のシェイクうどんでカエル混入事案があり、話題になったばかりだ。サイゼリヤでは再発防止のために「原料レタスの下処理作業を行う際に、従来の目視点検に加え、展開葉(外側の葉部分)を1枚ずつ剥がして裏表を、確実に点検を実施する」「産地に対しては上記の情報をフィードバックし、展開葉をなるべく剥がしてから出荷する」に取り組んでいるという。
一部報道では、阿佐ヶ谷店でサラダを注文した際に右後ろ脚が欠けたカエルが跳び回ったという。トラウマとなって、同チェーンでの飲食はおろかサラダが食べられなくなる恐れもあるだけに、再発防止の徹底をお願いしたいところだ。

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