電話…6割近くが苦手意識 友人の番号すら「知らない」? 電話帳の登録件数“8件”スタッフも 【#みんなのギモン】

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11月1日のギモンは「なぜ? 電話が怖い」です。今、とある調査が話題になっています。株式会社ソフツーが、今年8月に全国の20歳以上の男女を対象に「電話に対して苦手意識を感じていますか?」と聞いたところ、全体の「57.8%」と、6割近くの人が「苦手意識を感じている」と回答しました。さらに、これを年代別に見ると、20代は「74.8%」。年代ごとに変わりますが、40代でも「56.4%」と半数以上の人が「苦手意識を感じている」と答えています。

【電話への苦手意識の割合(年代別)】◇20代:74.8%◇30代:64.0%◇40代:56.4%◇50代:44.3%◇60代以上:28.2%街でも1日、聞いてみました。専門学校生(10代)「友達と電話とかもあまり好きじゃないから」「一緒です」――知らない番号から電話は?専門学校生(10代)「怖いです」主婦(20代)「ちょっと神経を使うので、あまり得意ではないですね」社会人6年目(20代)「最初は、新人の仕事ってことで電話に出ることもありました。やだなーって思いながら、緊張しながら」大学生(20代)「LINEでフランクな会話ばかりだから、電話かかってきたときはちょっと戸惑う」「言葉遣いとか」専門学校生(20代)「苦手意識はあります」母(40代)「自分が子どものころは(電話が)リビングとかになかったので、隠れて電話していた。昔は黒電話だった、それも知らないのビックリ」背景に電話をする機会自体が減ってしまったのがあるのかもしれません。◇なぜ? どこが苦手? ◇恐怖…克服するには■半数近くが「オフィスで固定電話がなると不快」まずは現在、みなさんが電話のどんなところに苦手意識を抱いているのかをみていきます。さまざまなシチュエーションがあると思いますが、やはり多いのは「オフィスでの電話応対」だと思います。ソフツーの調査でも「オフィスで固定電話がなると不快」という人が全体の44.8%を占めていて、その中で最も多かった理由は、「集中力が途切れ、業務効率が悪い(50.8%)」というものでした。ほかにも「問い合わせ内容がわからず、プレッシャー(36.5%)」であったり、「上司にうまく取り次ぎができるか不安(22.2%)」、20代・30代では「固定電話を使用する経験があまりない(12.7%)」という声も一定数、聞かれました。オフィスでの電話に限らず街で聞いてみると、友達の電話番号すら「知らない」という声もありました。街で話しを聞いた20代の大学生は、「電話番号を教えるのが面倒くさい」と話し、一緒にいた友達の番号を「知らん」と答えていました。また、電話帳の登録件数について聞いてみると、10代の専門学校生3人からは「12件」「23件」「7件」とかなり少ない答えが返ってきました。専門学校生(20代)「いまどきLINE・インスタとかもDMで話したりするので、電話より楽かなと思っちゃいます」このように一緒に遊んでいる友人の電話番号も知らないということで、みなさん「電話帳の件数」が少なかったですが、news every.のスタッフに「私用携帯の電話帳の件数」を聞いてみました。【news every.スタッフの電話帳の平均登録件数(46人調べ)】◇20代:208件◇30代:553件◇40代:1005件◇50代:764件テレビ局は電話をよく使う職業なので、世の中の相場よりは全体的に多い印象はありますが、それでも20代の平均208件に比べて、40代は1005件と約5倍でした。ちなみに登録が最も少なかったnews every.の20代の男性スタッフは、登録件数が8件だけでした。内訳を見てみると、両親、友人、タクシー会社、旅行会社、不動産会社、引っ越し会社、ガス会社と、生活に必要な最小限の連絡先だけが登録されていました。電話番号を知らなくても、LINEでも通話はできますし、メールやチャットで話した方が「楽」という気持ちが強い人も多いと思います。■ 苦手意識を克服…3つのポイントでは、続いてのポイント「恐怖…克服するには」です。できることなら少しでも苦手意識を克服したいという人に向けてどんなことができるのか。電話対応のノウハウを企業に教えている、日本電信電話ユーザー協会・テレコミュニケーション教育部の安孫子美良さんに聞きました。まず、特に若い世代にとっては、電話や電話の取り次ぎは「やったことない」「知らない世界」なので、どうしていいかわからないと思ってしまうことは仕方ないことだといいます。「電話が苦手」=「コミュニケーション能力が低い」と評価せず、未知の世界だと理解することが、自分も周りも大事だということです。その上で、「電話が苦手」という人に伝えたいポイントは3つあるといいます。まず、「かける前の準備」。「伝えたいことを整理してメモをする」。最近は電話の前に「今、電話をかけていいですか」とメールやチャットで確認をするのも、実はビジネスの場でのマナーとして定着しつつあるそうです。次に「電話中の心得」。「明るい声で話してみる」ほか、実は「相手の話をきちんと聞く」ことが大事です。「うまくしゃべれないかも」と思うなら、まずは相手の話を確認し、理解することが信頼につながるということです。そして、最後は「とにかく慣れる」です。慣れも必要。困ったら保留にして先輩などに電話を代わってもいいので、まずは電話を取ってみることが大事だといいます。 ◇電話ならではの声を使ったコミュニケーションもあると思うので、うまく使い分けていきたと思います。(2023年11月1日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)●あなたの身の回りの怒りやギモンをお寄せください。お寄せいただいた情報をもとに日本テレビ報道局が調査・取材します。#みんなのギモンhttps://www.ntv.co.jp/provideinformation/houdou.html
11月1日のギモンは「なぜ? 電話が怖い」です。今、とある調査が話題になっています。
株式会社ソフツーが、今年8月に全国の20歳以上の男女を対象に「電話に対して苦手意識を感じていますか?」と聞いたところ、全体の「57.8%」と、6割近くの人が「苦手意識を感じている」と回答しました。
さらに、これを年代別に見ると、20代は「74.8%」。年代ごとに変わりますが、40代でも「56.4%」と半数以上の人が「苦手意識を感じている」と答えています。
【電話への苦手意識の割合(年代別)】◇20代:74.8%◇30代:64.0%◇40代:56.4%◇50代:44.3%◇60代以上:28.2%
街でも1日、聞いてみました。
専門学校生(10代)「友達と電話とかもあまり好きじゃないから」「一緒です」
――知らない番号から電話は?
専門学校生(10代)「怖いです」
主婦(20代)「ちょっと神経を使うので、あまり得意ではないですね」
社会人6年目(20代)「最初は、新人の仕事ってことで電話に出ることもありました。やだなーって思いながら、緊張しながら」
大学生(20代)「LINEでフランクな会話ばかりだから、電話かかってきたときはちょっと戸惑う」「言葉遣いとか」
専門学校生(20代)「苦手意識はあります」
母(40代)「自分が子どものころは(電話が)リビングとかになかったので、隠れて電話していた。昔は黒電話だった、それも知らないのビックリ」
背景に電話をする機会自体が減ってしまったのがあるのかもしれません。
◇なぜ? どこが苦手? ◇恐怖…克服するには
まずは現在、みなさんが電話のどんなところに苦手意識を抱いているのかをみていきます。
さまざまなシチュエーションがあると思いますが、やはり多いのは「オフィスでの電話応対」だと思います。ソフツーの調査でも「オフィスで固定電話がなると不快」という人が全体の44.8%を占めていて、その中で最も多かった理由は、「集中力が途切れ、業務効率が悪い(50.8%)」というものでした。
ほかにも「問い合わせ内容がわからず、プレッシャー(36.5%)」であったり、「上司にうまく取り次ぎができるか不安(22.2%)」、20代・30代では「固定電話を使用する経験があまりない(12.7%)」という声も一定数、聞かれました。
オフィスでの電話に限らず街で聞いてみると、友達の電話番号すら「知らない」という声もありました。街で話しを聞いた20代の大学生は、「電話番号を教えるのが面倒くさい」と話し、一緒にいた友達の番号を「知らん」と答えていました。
また、電話帳の登録件数について聞いてみると、10代の専門学校生3人からは「12件」「23件」「7件」とかなり少ない答えが返ってきました。
専門学校生(20代)「いまどきLINE・インスタとかもDMで話したりするので、電話より楽かなと思っちゃいます」
このように一緒に遊んでいる友人の電話番号も知らないということで、みなさん「電話帳の件数」が少なかったですが、news every.のスタッフに「私用携帯の電話帳の件数」を聞いてみました。
【news every.スタッフの電話帳の平均登録件数(46人調べ)】◇20代:208件◇30代:553件◇40代:1005件◇50代:764件
テレビ局は電話をよく使う職業なので、世の中の相場よりは全体的に多い印象はありますが、それでも20代の平均208件に比べて、40代は1005件と約5倍でした。
ちなみに登録が最も少なかったnews every.の20代の男性スタッフは、登録件数が8件だけでした。内訳を見てみると、両親、友人、タクシー会社、旅行会社、不動産会社、引っ越し会社、ガス会社と、生活に必要な最小限の連絡先だけが登録されていました。
電話番号を知らなくても、LINEでも通話はできますし、メールやチャットで話した方が「楽」という気持ちが強い人も多いと思います。
では、続いてのポイント「恐怖…克服するには」です。
できることなら少しでも苦手意識を克服したいという人に向けてどんなことができるのか。電話対応のノウハウを企業に教えている、日本電信電話ユーザー協会・テレコミュニケーション教育部の安孫子美良さんに聞きました。
まず、特に若い世代にとっては、電話や電話の取り次ぎは「やったことない」「知らない世界」なので、どうしていいかわからないと思ってしまうことは仕方ないことだといいます。
「電話が苦手」=「コミュニケーション能力が低い」と評価せず、未知の世界だと理解することが、自分も周りも大事だということです。
その上で、「電話が苦手」という人に伝えたいポイントは3つあるといいます。
まず、「かける前の準備」。「伝えたいことを整理してメモをする」。最近は電話の前に「今、電話をかけていいですか」とメールやチャットで確認をするのも、実はビジネスの場でのマナーとして定着しつつあるそうです。
次に「電話中の心得」。「明るい声で話してみる」ほか、実は「相手の話をきちんと聞く」ことが大事です。「うまくしゃべれないかも」と思うなら、まずは相手の話を確認し、理解することが信頼につながるということです。
そして、最後は「とにかく慣れる」です。慣れも必要。困ったら保留にして先輩などに電話を代わってもいいので、まずは電話を取ってみることが大事だといいます。

電話ならではの声を使ったコミュニケーションもあると思うので、うまく使い分けていきたと思います。
●あなたの身の回りの怒りやギモンをお寄せください。お寄せいただいた情報をもとに日本テレビ報道局が調査・取材します。#みんなのギモンhttps://www.ntv.co.jp/provideinformation/houdou.html
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