「たった2分で…」アルファード盗難のプロ、犯行の瞬間 車をハッキングするCANインベーダーとは? 盗まれた車はどうなる?

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「唖然ですよね。プロだなと」(被害者の岩本さん)
【映像】たった2分でアルファードのライトが点灯! 6月に新型が発売された人気の高級ミニバン・アルファードの盗難被害が全国で相次いでいるという。迫力のあるボディと広い車内空間、快適な乗り心地が人気で、新モデルはメーカー希望小売価格540万円から872万円だ。 10月4日午前2時前、名古屋市。防犯カメラはアルファードを盗もうとする2人組をとらえていた。雨が降る中、2人の人物が駐車している車に近づき、1人が傘を差し体勢を低くする。そこからわずか2分足らずで車内のライトが点灯した。

しかしその瞬間、警報が発報され、ライトが点滅。周囲に大きな音が響くと窃盗団はあわてて逃げていった。被害者の岩本さんは「左前を開けられた時点で『CANインベーダーだな』と。もう配線も外されて、機械をつけられた後もあったので、間違いないなと」と憤る。「CANインベーダー」とは特殊な機器を使い、車のコンピューターをハッキングする手口。ドアロックの解錠や、エンジンのスタートまで可能だという。 日本カーセキュリティ協会 攪上智久代表は「ほぼCANインベーダーで盗まれいる」と実情を語った。 8カ月待ち、2022年11月に納車された愛車。グレードは最上級モデルの「エグゼクティブラウンジ」。購入価格は800万円を超えたという。盗難は未遂に終わったもののバンパーやタイヤカバーが破損し、修理代金は15万円かかった。 岩本さんは「対策はできるだけしておくべき」と述べた。■アルファードが盗まれ、ベビーカーも傷だらけに 被害は関東でも。埼玉県春日部市の一軒家の駐車場からアルファードが盗まれたのだ。 10月14日の早朝、女性は警察から「道路に車検証などが捨てられている」と連絡が入り、車が盗まれていることに気づいたという。 盗まれたのは、2020年製のアルファード・SC。生まれて半年の子どもと家族3人で毎週乗っていた愛車で、トランクに載せていたベビーカーは道路に放り出されていた。 この一軒家からわずか15キロしか離れていない蓮田市にも10月にアルファードを盗まれた男性が。 盗まれたのは、2020年製のアルファード・SCパッケージ。さらに700万円ほどの時計まで盗まれ、被害総額はおよそ1300万円。警察に被害届を提出した。 新モデルが発売された今年夏ごろから、アルファードの盗難被害が急増しているという。日本カーセキュリティ協会 攪上代表によると、新しいモデルが出たものの、買いたくても買えない人が多く、前の型(中古)の値段も上がっているという。 盗まれたアルファードはどうなるのか?「車の形のまま輸出するのは難しいだろう。部品にされて輸出されることが多いようだ」(攪上代表)(『ABEMAヒルズ』より)
6月に新型が発売された人気の高級ミニバン・アルファードの盗難被害が全国で相次いでいるという。迫力のあるボディと広い車内空間、快適な乗り心地が人気で、新モデルはメーカー希望小売価格540万円から872万円だ。
10月4日午前2時前、名古屋市。防犯カメラはアルファードを盗もうとする2人組をとらえていた。雨が降る中、2人の人物が駐車している車に近づき、1人が傘を差し体勢を低くする。そこからわずか2分足らずで車内のライトが点灯した。
しかしその瞬間、警報が発報され、ライトが点滅。周囲に大きな音が響くと窃盗団はあわてて逃げていった。被害者の岩本さんは「左前を開けられた時点で『CANインベーダーだな』と。もう配線も外されて、機械をつけられた後もあったので、間違いないなと」と憤る。
「CANインベーダー」とは特殊な機器を使い、車のコンピューターをハッキングする手口。ドアロックの解錠や、エンジンのスタートまで可能だという。
日本カーセキュリティ協会 攪上智久代表は「ほぼCANインベーダーで盗まれいる」と実情を語った。
8カ月待ち、2022年11月に納車された愛車。グレードは最上級モデルの「エグゼクティブラウンジ」。購入価格は800万円を超えたという。盗難は未遂に終わったもののバンパーやタイヤカバーが破損し、修理代金は15万円かかった。
岩本さんは「対策はできるだけしておくべき」と述べた。
■アルファードが盗まれ、ベビーカーも傷だらけに
被害は関東でも。埼玉県春日部市の一軒家の駐車場からアルファードが盗まれたのだ。
10月14日の早朝、女性は警察から「道路に車検証などが捨てられている」と連絡が入り、車が盗まれていることに気づいたという。
盗まれたのは、2020年製のアルファード・SC。生まれて半年の子どもと家族3人で毎週乗っていた愛車で、トランクに載せていたベビーカーは道路に放り出されていた。
この一軒家からわずか15キロしか離れていない蓮田市にも10月にアルファードを盗まれた男性が。
盗まれたのは、2020年製のアルファード・SCパッケージ。さらに700万円ほどの時計まで盗まれ、被害総額はおよそ1300万円。警察に被害届を提出した。
新モデルが発売された今年夏ごろから、アルファードの盗難被害が急増しているという。日本カーセキュリティ協会 攪上代表によると、新しいモデルが出たものの、買いたくても買えない人が多く、前の型(中古)の値段も上がっているという。 盗まれたアルファードはどうなるのか?
「車の形のまま輸出するのは難しいだろう。部品にされて輸出されることが多いようだ」(攪上代表)(『ABEMAヒルズ』より)

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