「サル!」「こらっ」「うわー(悲鳴)」玄関に現れた1匹のサル。躊躇なく家の中に入っていきます。9月30日、福岡県那珂川市の住宅にサルが侵入する瞬間を捉えた防犯カメラの映像です。侵入したサルは家の中にいた5歳の男の子を襲撃。男の子はかまれてケガをしました。侵入したサルを追い払った父親:朝の身支度をしてて、「ぎゃっ」と声が聞こえて。洗面所から出てきて、ぱっと見て「あっサルだ」と思ったんで。
9月末から現場周辺で相次いでいたサルの目撃情報10月2日午前8時前にサルの目撃情報があったのは、PayPayドームからほど近い福岡市中央区にある西公園付近。周辺はマンションや住宅が建ち並び、人通りも多い住宅街です。西公園にはサル出没注意という看板が出ていました。この公園では、9月30日と10月1日にも、2日連続でサルの目撃情報が寄せられており、パトカーが周辺を巡回していました。サルによる人的被害が発生9月30日にはついに人的被害が発生しました。換気のために開けていた玄関からサルが侵入したというのです。めざまし8は、侵入したサルを追い払った父親に取材。子供にかみついたサルと対峙した緊迫の様子が明らかになりました。サルを追い払った父親:この腰の骨のあたりですね。かまれた感じ。子供が着替える途中だったんで、パンツとシャツ着てっていう状態で、そのパンツに2カ所穴が開いて、破れている感じですね。傷口は全体的に赤いみたいな。父親によると、朝7時ごろに身支度をしていたところ、突然サルがリビングに入ってきたということです。サルを追い払った父親:りりしい感じの若い大きなサルですね。そしてサルの様子については…サルを追い払った父親:もうキーキー言っていましたね。キーとかシーとか。最初は興奮した様子だったというサル。わずか2mほどの距離で対峙すると、にらみ合いが始まったといいます。サルを追い払った父親:(サルと)見つめ合って、ファイティングポーズをとっていたと思いますね。せめぎ合いがきて、お互いに行くチャンスがきて、ワッてきたところで僕の方が、一歩先に踏み込んだって感じですかね。パンチを出しちゃった感じですね。クリティカルヒットして当たったという感じよりは、毛並みにザラザラといった感じですね。しかし、追い払おうと出した手がサルの肩付近に当たっても逃げる気配はなかったといいます。サルを追い払った父親:そこから、気迫でもう1回行くぞっていうポーズをとったら、玄関まで逃げていった感じですね。声とか威嚇とかで、なんとか追い出したっていう感じですね。その後も部屋からサルを追い出すため威嚇し続けたといいます。サルを追い払った父親:怖かったというよりは、子どもを守ったぞという思いしかなかったかもしれないです。そして、サル出没のお知らせ通知があったことから、父親は次のようなことも話しています。サルを追い払った父親:(サル出没の)お知らせ通知が地域であって、まさか自分の家にって思って過ごしていた。やはりそういう時期に玄関を開けるべきではなかった。(通知を)自分事としてもっと受け止めていた方がよかったなって。さらに、30分後には約500m離れた住宅の庭で、4歳の男の子が「サルにかまれた」という通報があり、男の子は腕や太ももなど数カ所にケガをしました。今年の記録的猛暑が影響?アジア動物医療研究センター長のパンク町田氏は、サルが民家に入るという行動について次のように話しています。アジア動物医療研究センター長・パンク町田氏:(サルにとって)民家に入るというのは非常に勇気がいること。(サルが)緊張している中で、お子さんと出会い、襲ってしまったという流れだと思う。さらに、今年の記録的猛暑が影響した可能性を指摘しました。アジア動物医療研究センター長・パンク町田氏:全国的な流れとしまして、今年はブナ類に代表されるどんぐりの類いが不作ですので、山の食べ物は例年と比べると減少傾向。なぜそうなったかと言いますと暑かったからです。エサ不足のために行動が大胆になったということだと思います。(めざまし8 10月2日放送)
「サル!」「こらっ」「うわー(悲鳴)」
玄関に現れた1匹のサル。躊躇なく家の中に入っていきます。9月30日、福岡県那珂川市の住宅にサルが侵入する瞬間を捉えた防犯カメラの映像です。
侵入したサルは家の中にいた5歳の男の子を襲撃。男の子はかまれてケガをしました。
侵入したサルを追い払った父親:朝の身支度をしてて、「ぎゃっ」と声が聞こえて。洗面所から出てきて、ぱっと見て「あっサルだ」と思ったんで。
10月2日午前8時前にサルの目撃情報があったのは、PayPayドームからほど近い福岡市中央区にある西公園付近。
周辺はマンションや住宅が建ち並び、人通りも多い住宅街です。
西公園にはサル出没注意という看板が出ていました。
この公園では、9月30日と10月1日にも、2日連続でサルの目撃情報が寄せられており、パトカーが周辺を巡回していました。
9月30日にはついに人的被害が発生しました。
換気のために開けていた玄関からサルが侵入したというのです。
めざまし8は、侵入したサルを追い払った父親に取材。子供にかみついたサルと対峙した緊迫の様子が明らかになりました。
サルを追い払った父親:この腰の骨のあたりですね。かまれた感じ。子供が着替える途中だったんで、パンツとシャツ着てっていう状態で、そのパンツに2カ所穴が開いて、破れている感じですね。傷口は全体的に赤いみたいな。
父親によると、朝7時ごろに身支度をしていたところ、突然サルがリビングに入ってきたということです。
サルを追い払った父親:りりしい感じの若い大きなサルですね。
そしてサルの様子については…
最初は興奮した様子だったというサル。わずか2mほどの距離で対峙すると、にらみ合いが始まったといいます。
サルを追い払った父親:(サルと)見つめ合って、ファイティングポーズをとっていたと思いますね。せめぎ合いがきて、お互いに行くチャンスがきて、ワッてきたところで僕の方が、一歩先に踏み込んだって感じですかね。パンチを出しちゃった感じですね。クリティカルヒットして当たったという感じよりは、毛並みにザラザラといった感じですね。
しかし、追い払おうと出した手がサルの肩付近に当たっても逃げる気配はなかったといいます。
サルを追い払った父親:そこから、気迫でもう1回行くぞっていうポーズをとったら、玄関まで逃げていった感じですね。声とか威嚇とかで、なんとか追い出したっていう感じですね。
その後も部屋からサルを追い出すため威嚇し続けたといいます。
サルを追い払った父親:怖かったというよりは、子どもを守ったぞという思いしかなかったかもしれないです。
そして、サル出没のお知らせ通知があったことから、父親は次のようなことも話しています。
サルを追い払った父親:(サル出没の)お知らせ通知が地域であって、まさか自分の家にって思って過ごしていた。やはりそういう時期に玄関を開けるべきではなかった。(通知を)自分事としてもっと受け止めていた方がよかったなって。
さらに、30分後には約500m離れた住宅の庭で、4歳の男の子が「サルにかまれた」という通報があり、男の子は腕や太ももなど数カ所にケガをしました。
アジア動物医療研究センター長のパンク町田氏は、サルが民家に入るという行動について次のように話しています。
アジア動物医療研究センター長・パンク町田氏:(サルにとって)民家に入るというのは非常に勇気がいること。(サルが)緊張している中で、お子さんと出会い、襲ってしまったという流れだと思う。
さらに、今年の記録的猛暑が影響した可能性を指摘しました。
アジア動物医療研究センター長・パンク町田氏:全国的な流れとしまして、今年はブナ類に代表されるどんぐりの類いが不作ですので、山の食べ物は例年と比べると減少傾向。なぜそうなったかと言いますと暑かったからです。エサ不足のために行動が大胆になったということだと思います。
(めざまし8 10月2日放送)