学校に行けない日は映画館へ。不登校児が“生きる楽しさ”に出会える、家ではない新たな居場所

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「フィリピン都市部のスラムの人たちの暮らしが、どうやったら良くなるかを考えるNGOでずっと働いていました。そこで日本の現状を耳にした時に、10代、20代の死因の1位が自死と知り、すごくショックでした」家でも学校でもない新たな“居場所”フィリピン都市部のスラムで、住民たちの生活支援をする国際NGOで働いていた直井恵さん。国際NGOを退職後は、フリースクールを運営する長野県のNPOで働きはじめた。

そして2020年に、学校に行きづらい子どもが映画と出会い、人と交流できる場を提供する「うえだ子どもシネマクラブ」の運営を開始。街のミニシアターで月2回、無料で映画を上映している。映画を観る気分でない時は、館内のカフェで過ごすことも可能で、ここに来れば出席扱いにする学校もあるという。映画館の仕事を手伝うのは不登校を経験した子どもたち。山本さん(仮名)は、中学2年生の時に1年ほど不登校を経験したが、ここで学校も年代も違う人たちと交流を重ね、今では高校に通っている。「こういう考え方もあるんだなと、周りの人と話すことにすごく慣れました」と山本さんは気持ちの変化を語る。居場所が増えれば世界も広がる。直井さんは「映画館以外にも子どもたちが昼間過ごせる場所がもっと開いていくといいなと思っています。商店街の他のお店も居場所になれるのではないかと考えています」と話す。SDGsSDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
「フィリピン都市部のスラムの人たちの暮らしが、どうやったら良くなるかを考えるNGOでずっと働いていました。
そこで日本の現状を耳にした時に、10代、20代の死因の1位が自死と知り、すごくショックでした」
フィリピン都市部のスラムで、住民たちの生活支援をする国際NGOで働いていた直井恵さん。
国際NGOを退職後は、フリースクールを運営する長野県のNPOで働きはじめた。
そして2020年に、学校に行きづらい子どもが映画と出会い、人と交流できる場を提供する「うえだ子どもシネマクラブ」の運営を開始。
街のミニシアターで月2回、無料で映画を上映している。
映画を観る気分でない時は、館内のカフェで過ごすことも可能で、ここに来れば出席扱いにする学校もあるという。
映画館の仕事を手伝うのは不登校を経験した子どもたち。
山本さん(仮名)は、中学2年生の時に1年ほど不登校を経験したが、ここで学校も年代も違う人たちと交流を重ね、今では高校に通っている。
「こういう考え方もあるんだなと、周りの人と話すことにすごく慣れました」と山本さんは気持ちの変化を語る。
居場所が増えれば世界も広がる。
直井さんは「映画館以外にも子どもたちが昼間過ごせる場所がもっと開いていくといいなと思っています。
SDGsSDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。

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