斜面滑落して火が出ていた車から女性救助、男性「何も考えずに動いた」

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斜面を滑落し、火が出ていた車から高齢女性を救助したとして、大阪府警八尾署は、大窪寺(八尾市垣内)の職員、石関貴士さん(47)と西川寿々海さん(48)に感謝状を贈った。
同署などによると、事故は7月1日午後3時45分頃、同寺の駐車場で発生。市内在住の女性(76)の運転する軽自動車が斜面を滑落し、出火した。
石関さんは白煙で崖下の車に気づき、周囲に火が見えたことから事務所の西川さんに通報を依頼。鎌で周辺の雑草を刈りながら車に近づき、ドアをこじ開けて車内から女性を救出した。
結局この火事で、車は全焼、約20平方メートルの小屋と雑木林約200平方メートルが焼けた。女性も左足にやけどを負ったが、軽傷だった。
八尾署で感謝状贈呈式があり、石関さんが出席。高安勢太郎署長から感謝状を受け取り、女性とその家族からの感謝の言葉も伝えられた。石関さんは「何も考えずに動いた。命が助かって、本当によかった」と振り返った。

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