三重県津市にある結城神社の社務所の一部が燃えた火事で14日、35歳の男が放火の疑いで逮捕されました。
現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、津市阿漕町津興に住む自称・飲食店店員の男(35)です。
警察によりますと、13日午前4時前、梅の名所で知られる津市藤方の結城神社で、ライターを使って社務所のすだれ等に放火した疑いが持たれています。
男は13日夜、津市内の路上で女性に暴行を加えたとして警察に現行犯逮捕されていて、取り調べの中で結城神社の火事について「しめ縄やおみくじ、すだれに火を付けた」などと供述したことから逮捕にいたりました。
調べに対し、男は容疑を認めていて「テレビで見た本能寺が燃えるシーンを思い出し、自分でやってみようと思った」と話しているということで、警察が動機などを詳しく調べています。
なお、この火事で神社の社務所の一部、7平方メートルとしめ縄やすだれなどが燃えましたが、宮司などの関係者は出火当時、現場にはおらずケガ人はいませんでした。