ノーベル賞のパロディーとして毎年ユニークな研究に贈られているイグ・ノーベル賞を、2023年も日本人が受賞した。テーマは「味を変える方法」。
受賞したのは、明治大学の宮下芳明教授と東京大学の中村裕美准教授。
「電気を流したストローや箸が食べ物の味をどのように変えるか」という研究で「栄養学賞」を受賞した。
明治大学・宮下芳明教授「とてもうれしいです。(研究を)新しい方々に知ってもらえると、また新しいアイデアをもらえたりする。そういったことに期待してスポットライトが当たることはうれしいです」
研究は、微弱な電流を流した箸を使って食べ物を口に運ぶことで、感じる味を変化させる方法を提案するもので、塩味を増やしながら減塩する食器の開発などにつながっている。
イグ・ノーベル賞の日本人の受賞は、17年連続。