老人ホームの入所者の女性が暴行を受けて死亡した事件で、公開手配されている男が本州から北海道に向かい、函館市経由で札幌市に逃走した可能性のあることが捜査関係者への取材でわかりました。
公開手配されているのは、東京・北区の老人ホームの職員、菊池隆容疑者（50）で、今月15日の深夜から16日の未明にかけ、入所者の山野辺陽子さん（92）に激しい暴行を加え殺害した疑いがもたれています。
菊池容疑者は犯行後、都内から北上し、岩手県から北海道に新幹線で逃走していましたが、その後の捜査関係者への取材で、17日の正午前、「函館駅」で「札幌駅」行きの電車の特急券を購入した姿が防犯カメラに写っていたことがわかりました。
菊池容疑者は「函館駅」を午後1時31分に出発し、「札幌駅」に午後5時30分に到着する特急列車に乗車したとみられ、警視庁は札幌市に捜査員を派遣し、行方を追っています。
防犯カメラに写っていた菊池容疑者の服装はハット型の帽子、青の長袖シャツ、白のTシャツ黒いズボンに深緑のリュックサックだったということです。