阿波おどり「20万円桟敷席」、建築基準法違反で実行委が謝罪…階段の幅などに不備

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徳島市の阿波おどり会場に設置されたプレミアム桟敷席が建築基準法に違反していた問題で、阿波おどり実行委員会は28日、違法状態で運営していた事実を認め、公式サイトで謝罪した。
経緯や原因を調査し、9月上旬に開く会合で報告するという。
実行委はサイトで「違反状態で運営を行っていたことは事実」とした上で、「お客様に不安をおかけしたこと、深くお詫(わ)び申し上げます」と記している。
プレミアム桟敷席(1人20万円)は、市幹部や踊り手団体の代表らで構成する実行委が初めて企画。市建築指導課が開幕前日の11日、同法に基づく検査を実施したところ、やぐら(高さ6・5メートル、幅8メートル、奥行き5メートル)に上がるための階段の幅と手すりの高さが、それぞれ基準から10センチ不足していることが判明した。
同課から改善を求められた桟敷席の運営事業者は手すりの高さを調整したが、階段の幅は直さずに警備スタッフの増員などで対応。訪日外国人客ら約20組50人以上が12~14日に違法状態の桟敷席を利用していた。
実行委側は、利用客の相談窓口(050・3116・8250)も開設している。

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