千葉の海水浴場で高校生5人が流される 高波で救助難航も…全員無事

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千葉県の海水浴場で28日、男子高校生5人が一時沖に流されたが、全員無事だった。視聴者から寄せられた映像には、救助を待つ高校生たちや水上バイクで救助にあたる様子がとらえられていた。
28日午後1時半ごろの千葉・御宿町。白波が立つ荒れた海で、高い波の間から頭をのぞかせ救助を待つ人たちがいた。
今シーズンの営業を終えた海水浴場で遊んでいて流された高校生たちだった。
救助の様子を視聴者のカメラがとらえていた。
高波を乗り越え、水上バイクが救助を待つ高校生のもとへ。映像からも、高い波が押し寄せていたことがわかる。高校生に近づくことができても、波が高く、救助が難航している様子が見てとれる。
「浮輪につかまった人4人が沖に流されている」と通報が寄せられたのは、28日午後1時前のことだった。
消防によると、東京から来た高校生10人のうち5人が沖に流され、1人は自力で浜へ。残る4人が流され、午後2時ごろに救助されたという。高校生にけがはなかった。
救助の様子を撮影した人は、当時は風が強く、波も高い危険な状況だったと話す。
撮影者:2人ずつ(救助)にしようか迷ったけど、1人ずつが確実だと思ったって(消防の方が)話しているのを聞いた。
台風10号が接近した影響で、御宿町の海岸には白波が次々と押し寄せていた。
現場の海水浴場は27日に営業を終了したということだが、28日も多くの若者や家族連れでにぎわっていた。高校生たちが流された時は、波浪注意報が出ていたという。
消防は、居合わせた2人のライフセーバーとともに、高校生を救助した。
海の家の従業員:(周りは)ざわついていたというか、みんな心配で海を眺めていた。「40分くらい向こうから帰って来られない」みたいなことを言ってました。
東日本の沖合を北上した台風10号に続き、28日、台風11号が発生。日本の周辺は、トリプル台風に囲まれた。9月1日には、暴風域をともなって沖縄に接近するおそれがある。
(「イット!」8月28日放送より)

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