【セレブ生活から変死体で発見】元関脇・嘉風の元妻(44)「部屋を興す予定なので応援してね」と語っていた将来設計はどこで崩れたのか

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東京都中央区のマンションの一室で50歳男性と44歳女性の遺体が発見されたのは7月21日のことだった。「付近に猟銃1丁が落ちていたことから、警視庁は2人のどちらかが発砲して相手を殺害後、自殺したものとみて捜査を進めている」(全国紙記者)という。事件の全容は未だ明らかではないが、亡くなった女性・A子さんが元関脇・嘉風(現・中村親方)の元妻だったことが、関係者の間で注目を集めている。
【写真】SNSで派手な生活を公開していた元関脇・嘉風の元妻「事件は『別居中の夫から自殺をほのめかす電話があって様子を見に来たが部屋に入れない』という女性からの110番通報があって発覚した。遺体で発見された男性は通報者の夫で、亡くなっていた女性のほうが元関脇・嘉風と2008年に結婚し、その後離婚に至ったA子さんでした。A子さんは自身のSNSで高級ブランドに囲まれたセレブ生活を投稿するなどしていましたが、事件の直前で更新が止まっていました」(前出・全国紙記者) 2021年3月には、A子さんが小学生の長女を暴行した疑いで逮捕されるという事件も起きていたが、「コロナ禍をきっかけに、すべてが変わってしまった……」と語るのは、A子さんの知人である関西在住の角界関係者だ。「A子さんと関取(元・嘉風)の間では今年3月に離婚が成立したそうですが、A子さんは親族ら周囲に対して、子供への虐待についてすべてが報道通りでなかったと話していたと聞きます。関取は恐妻家だったが、夫婦仲は悪くなかった。2019年9月場所で現役を引退し、引退会見後にはA子さんと2人の子供から花束を贈られ、カメラマンの撮影に家族と一緒に笑顔で応じていましたからね。 当初、断髪式は1年後(2020年10月3日)に決まり、A子さんが中心となって準備を進めていました。A子さんからは“部屋を興す予定なので応援してね”と言われていたし、A子さんの知人の多くにも招待状が届きました」(A子さんの知人) ところが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って角界では引退相撲(断髪式)が相次いで延期となり、元・嘉風の断髪式も予定通りには開けなかった。「2回の延期を重ねなくてはならなくなり、結局、引退から2年後となる2022年2月に断髪式が行なわれました。その間にA子さんが長女に対する虐待で逮捕される事件が起きてしまった。その後、A子さんからの連絡は途絶え、改めて(断髪式の)招待状が届くことはありませんでした」(前出・A子さんの知人)部屋を興せていない理由 2022年2月5日に両国国技館で行なわれた「年寄中村襲名披露大相撲」には、髷にハサミを入れる2人の子供の姿はあったが、A子さんの姿はなかった。協会関係者が言う。「元・嘉風の中村親方は部屋を興す予定だといわれてきました。2022年4月に尾車親方(元大関・琴風)が定年を迎えたことによる部屋閉鎖に合わせて、先輩で同じく部屋付きだった押尾川親方(元関脇・豪風)とともに中村親方も独立すると見られていた。 中大出身の押尾川親方と日体大出身の中村親方は手が合わないことで知られている。中村親方は、アマ横綱のタイトルを手にしたが、3年の時だったことで幕下付出の特権が使えず、前相撲からスタートした苦労人。現役時代は幕下15枚目格付出スタートの押尾川親方に厳しくされた経緯もあり、2人ともそれぞれ尾車部屋の力士を引き連れて部屋を興すとされていたし、成功するのは苦労人の中村親方といわれていた。しかし、結果として部屋を興したのは押尾川親方だけだった。 中村親方は尾車部屋から力士8人、呼び出し1人を連れて二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が率いる二所ノ関部屋に合流。その後、日体大から大の里はじめ3人を入門させている(大の里は元・稀勢の里を慕っての入門ともされる)。いずれ二所ノ関部屋から内弟子を連れて中村部屋として独立するといわれているが、いまだに先は見えていない状況です」 ひとつのネックは資金面だという。元・嘉風の中村親方が引退する原因となったのが、故郷・佐伯市(大分県)での合宿中、市のPRのために行なった渓谷でのキャニオニング(渓流下り)での事故で負った右膝外側側副靱帯損傷だった。その後、市長に4億8100万円の損害賠償を求める裁判を起こしていた。「この裁判の影響で、断髪式では地元・佐伯市はじめ多くの後援会から支援を受けることができなかったといわれている」(前出・協会関係者)というのだ。 そして、もうひとつのネックが、力士の第二の人生に不可欠な「おかみさん」が不在というポイントだという。相撲担当記者が言う。「部屋を興すにはおかみさんの存在が欠かせないとされています。未成年の弟子を育てるためには、ひとつ屋根の下で生活することになる。親方は相撲を教えるが、おかみさんは生活全般の指導をする。親方が怒鳴り、おかみさんがフォローする。これがセットになるという慣習です。弟子にとって親方は東京の父、おかみさんは東京の母。力士の結婚式にも“両親”として出席するほど。部屋の運営のなかではおかみさんが弟子と一緒に部屋のチャンコの味を作り、金庫番も務めることが多い。おかみさんがいない部屋には弟子の両親が安心して預けることもできない。最近はアットホームな部屋で強い弟子が誕生している傾向もある」 元・嘉風のケースでも、A子さんが部屋を興すに際してのおかみさんとして役割を果たすことが期待されていたわけだが、引退後、離婚に至ってしまったのである。相撲ジャーナリストが言う。「3歳年上で、フラワーアレンジメントのショップなどを東京や神戸で経営していた奥さんのA子さんだが、しっかり女房で、部屋のおかみさんとしては最適じゃないかといわれていた。あまりに奥さんがしっかりしていて、嘉風は完全に尻に敷かれている様子でした。関取は部屋の近所や両国周辺に住むことが多いが、嘉風はA子さんの希望で二子玉川に住んで、そこから電車で清澄の尾車部屋まで朝稽古に通っていたほどです。 A子さんは引退会見で花束を持って子供たちと会見場に駆け付けたが、その一方で大分での事故を相当に強く悔やんでいたといい、4億円訴訟にはA子さんの意向もあったという。そうした夫婦関係が、コロナ禍によって断髪式が先送りされるなかで、破綻に至ってしまったということではないか」 そして、離婚が成立してから半年も経たずに今回の事件が起きた。全容が解明されることはあるのだろうか。
「事件は『別居中の夫から自殺をほのめかす電話があって様子を見に来たが部屋に入れない』という女性からの110番通報があって発覚した。遺体で発見された男性は通報者の夫で、亡くなっていた女性のほうが元関脇・嘉風と2008年に結婚し、その後離婚に至ったA子さんでした。A子さんは自身のSNSで高級ブランドに囲まれたセレブ生活を投稿するなどしていましたが、事件の直前で更新が止まっていました」(前出・全国紙記者)
2021年3月には、A子さんが小学生の長女を暴行した疑いで逮捕されるという事件も起きていたが、「コロナ禍をきっかけに、すべてが変わってしまった……」と語るのは、A子さんの知人である関西在住の角界関係者だ。
「A子さんと関取(元・嘉風)の間では今年3月に離婚が成立したそうですが、A子さんは親族ら周囲に対して、子供への虐待についてすべてが報道通りでなかったと話していたと聞きます。関取は恐妻家だったが、夫婦仲は悪くなかった。2019年9月場所で現役を引退し、引退会見後にはA子さんと2人の子供から花束を贈られ、カメラマンの撮影に家族と一緒に笑顔で応じていましたからね。
当初、断髪式は1年後(2020年10月3日)に決まり、A子さんが中心となって準備を進めていました。A子さんからは“部屋を興す予定なので応援してね”と言われていたし、A子さんの知人の多くにも招待状が届きました」(A子さんの知人)
ところが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って角界では引退相撲(断髪式)が相次いで延期となり、元・嘉風の断髪式も予定通りには開けなかった。
「2回の延期を重ねなくてはならなくなり、結局、引退から2年後となる2022年2月に断髪式が行なわれました。その間にA子さんが長女に対する虐待で逮捕される事件が起きてしまった。その後、A子さんからの連絡は途絶え、改めて(断髪式の)招待状が届くことはありませんでした」(前出・A子さんの知人)
2022年2月5日に両国国技館で行なわれた「年寄中村襲名披露大相撲」には、髷にハサミを入れる2人の子供の姿はあったが、A子さんの姿はなかった。協会関係者が言う。
「元・嘉風の中村親方は部屋を興す予定だといわれてきました。2022年4月に尾車親方(元大関・琴風)が定年を迎えたことによる部屋閉鎖に合わせて、先輩で同じく部屋付きだった押尾川親方(元関脇・豪風)とともに中村親方も独立すると見られていた。
中大出身の押尾川親方と日体大出身の中村親方は手が合わないことで知られている。中村親方は、アマ横綱のタイトルを手にしたが、3年の時だったことで幕下付出の特権が使えず、前相撲からスタートした苦労人。現役時代は幕下15枚目格付出スタートの押尾川親方に厳しくされた経緯もあり、2人ともそれぞれ尾車部屋の力士を引き連れて部屋を興すとされていたし、成功するのは苦労人の中村親方といわれていた。しかし、結果として部屋を興したのは押尾川親方だけだった。
中村親方は尾車部屋から力士8人、呼び出し1人を連れて二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が率いる二所ノ関部屋に合流。その後、日体大から大の里はじめ3人を入門させている(大の里は元・稀勢の里を慕っての入門ともされる)。いずれ二所ノ関部屋から内弟子を連れて中村部屋として独立するといわれているが、いまだに先は見えていない状況です」
ひとつのネックは資金面だという。元・嘉風の中村親方が引退する原因となったのが、故郷・佐伯市(大分県)での合宿中、市のPRのために行なった渓谷でのキャニオニング(渓流下り)での事故で負った右膝外側側副靱帯損傷だった。その後、市長に4億8100万円の損害賠償を求める裁判を起こしていた。「この裁判の影響で、断髪式では地元・佐伯市はじめ多くの後援会から支援を受けることができなかったといわれている」(前出・協会関係者)というのだ。
そして、もうひとつのネックが、力士の第二の人生に不可欠な「おかみさん」が不在というポイントだという。相撲担当記者が言う。
「部屋を興すにはおかみさんの存在が欠かせないとされています。未成年の弟子を育てるためには、ひとつ屋根の下で生活することになる。親方は相撲を教えるが、おかみさんは生活全般の指導をする。親方が怒鳴り、おかみさんがフォローする。これがセットになるという慣習です。弟子にとって親方は東京の父、おかみさんは東京の母。力士の結婚式にも“両親”として出席するほど。部屋の運営のなかではおかみさんが弟子と一緒に部屋のチャンコの味を作り、金庫番も務めることが多い。おかみさんがいない部屋には弟子の両親が安心して預けることもできない。最近はアットホームな部屋で強い弟子が誕生している傾向もある」
元・嘉風のケースでも、A子さんが部屋を興すに際してのおかみさんとして役割を果たすことが期待されていたわけだが、引退後、離婚に至ってしまったのである。相撲ジャーナリストが言う。
「3歳年上で、フラワーアレンジメントのショップなどを東京や神戸で経営していた奥さんのA子さんだが、しっかり女房で、部屋のおかみさんとしては最適じゃないかといわれていた。あまりに奥さんがしっかりしていて、嘉風は完全に尻に敷かれている様子でした。関取は部屋の近所や両国周辺に住むことが多いが、嘉風はA子さんの希望で二子玉川に住んで、そこから電車で清澄の尾車部屋まで朝稽古に通っていたほどです。
A子さんは引退会見で花束を持って子供たちと会見場に駆け付けたが、その一方で大分での事故を相当に強く悔やんでいたといい、4億円訴訟にはA子さんの意向もあったという。そうした夫婦関係が、コロナ禍によって断髪式が先送りされるなかで、破綻に至ってしまったということではないか」
そして、離婚が成立してから半年も経たずに今回の事件が起きた。全容が解明されることはあるのだろうか。

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