ディズニー結婚式で「無関係な他人がいた」 花嫁恐怖、ホテルに「確実に防げた」…運営の見解は

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念願のディズニーホテルで結婚式を執り行うも、チャペルの扉を開いたら招待していない他人が拍手を送っていた――。恐怖を感じた新婦がブライダルサロンの対応に疑問を呈している。
いったい何があったのか。J-CASTニュースは2023年8月15日、新婦にトラブルについて取材した。
ディズニーで結婚式を開いた新婦が、SNSで次のようなトラブルを訴えた。
新婦は今年、「ディズニー・フェアリーテイル・ウェディング」というディズニーの結婚披露宴を開催した。トラブルが起きたのは、結婚を誓う挙式でのことだった。チャペルの扉が開かれ、入場すると、無関係な他人が並んでいた。
この結婚式は「家族婚」で、挙式のみ少数の友人を招いていた。「大好きな家族と友人しかいないはずの場所」に、新郎新婦が把握していない他人が2人も紛れ込んでいたとして、新婦は「心底怖かった」と振り返る。2人はそれぞれ普通のワンピースとジーパン姿で、参列するような服装や髪型でもなかったが、スタッフがチャペルに案内してしまったという。
新婦は式場に対し、事前に参列者の名前や人数を共有していたにもかかわらず、招待していない人々をチャペルに招き入れるのはおかしいと主張する。後日ブライダルサロンに経緯を尋ねるも、「参列者に参列の意思があればチャペルに案内する」としてスタッフの対応を肯定していたという。
取材に対し新婦は、「ディズニーアンバサダーホテル」での出来事だと明かす。
新婦によれば、参列した2人はSNSの相互フォロワーだったが、顔見知り程度の仕事の客と、やりとりすらしたことのない他人だった。2人が参列したのは挙式の途中までで、いつの間にか帰ってしまい、スタッフに相談する間もなかった。
新婦は、もし無断で訪れた客が悪意を持っていた場合、セキュリティに問題があると疑問を呈する。ブライダルサロンに相談するも、担当者からは「案内したキャストもきっと良かれと思ってやったことだとは思うんですけど……」などと言われたという。
さらに挙式の様子を撮影した写真データにもその2人が写り込んでいた。新婦は該当写真データの差し替えやトリミングなどの編集を要求したが、10万円ほど請求されたという。ホテル側の不手際を指摘すると、「アルバム作成費用等はホテル側が負担するので作業費として3万ほど支払えば対応する」と説明を受けたとしている。
新婦はブライダルサロンに対し、2人が写り込んだ写真データの無償での差し替えや編集のみを要求しているという。しかし可能であれば、チャペルに案内したスタッフからの直接の謝罪、再発防止策の説明、挙式代のみ返金も望んでいる。無関係な人物がいなかった披露宴や、写真そのものに対する不満はないという。
J-CASTニュースは15日、運営するミリアルリゾートホテルズに対し、なぜ無関係な人を招き入れてしまったのか、その対応に問題はなかったのか、写真データの編集や差し替えに料金を請求する理由、今後の対応などについて、取材を申し込んだ。広報報宣伝課は17日、次の回答にとどめた。

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