爍妝藤狼聴畧川義治氏がビッグモーターを直撃していた! 中古車販売もヤバかった

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爍妝藤狼聴瓩箸い錣譴詁本維新の会の浅川義治衆院議員(比例南関東ブロック・神奈川1区=55)が昨年11月、中古車販売大手ビッグモーター営業本部(東京)に突撃していた。その後、衆院の「国会消費者問題に関する特別委員会」で質問し、国会でいち早くビッグモーター問題を提起していたのだ。しかも、浅川氏が問題視したのは、本業である中古車販売でのあり方だった。
ビッグモーターによる自動車保険の保険金不正請求問題で、国土交通省は28日、整備料金の不当請求などを禁じる道路運送車両法に基づき、全国24都道府県の34事業場へ一斉に立ち入り検査した。金融庁は損害保険7社に、保険業法に基づく報告徴求命令を出す方針を固めた。関東財務局を通じてビッグモーターへの聴取も実施した。
ようやくメスが入ったビッグモーター問題をいち早く取り上げていたのが浅川氏だ。昨年、衆院内閣委員会等で、UFOについて政府の対応を質問したことで話題になったが、ビッグモーター問題は知人からのトラブル相談がきっかけだった。
浅川氏は「知人がビッグモーターの支店で中古車を購入したところ、希望ナンバー、車庫証明費用、アフターサービス、ガラスコーティングなど、あとからあとから料金が発生し、最初の値段から30万円ほど上がったんです」と語る。
希望ナンバーにしてくれとはお願いしていないのに、許可を得ずにナンバーを取られたという。
「仮に希望ナンバーにするんだったら、湘南ナンバーにしたかったのに違うナンバーになっていた。自分で車庫証明を取得したいと言ったのに、『車庫証明は販売店じゃないとできない』と説き伏せられたんです」
希望ナンバーは1万9800円、車庫証明は1万9800円、アフターサービスは6万9800円、ガラスコーティングは8万9800円…。車庫証明は最寄りの警察で取得できる。ガラスコーティングは施工証明書がないので本当に施されたのか不明。
「しかも、高性能スポーツタイプのサスペンションになっていたんです。知人には車高が低く、乗りにくいと感じたので、購入時に店に確認したところ、担当者は『ノーマルのサスペンションで、改造はしていない』と答えたので、購入したんです。スタッドレスタイヤになっていたので、ノーマルタイヤにしてほしいとお願いしたところ、ノーマルに替えてもらえたそうです」
納車後、横浜市金沢区の整備会社オートサービス東栄で見てもらったところ、やはりサスペンションはスポーツタイプのローダウンだった。
「知人はノーマルに戻してほしいと店に要求したんですが、『交換はできない』と却下されたというんです。しかも、担当者は店長、ブロック長、営業本部に対し、『客は納得して買った』と虚偽の報告をしていたんです」
浅川氏が調べたところ、ビッグモーターの異常な点が発覚した。
「お客様相談室もコンプライアンス室もありませんでした。客からクレームの電話をする先がないんです。役所に連絡先を聞いて、直接、営業本部の方と会うことになりました。当時営業本部部長の石橋光国さんでした。現在の副社長です。『コンプライアンスはどうなってるんですか』など話し合いました。ただ、話している中で、売り上げをどんどん伸ばしているところで、何かひずみが出てるかもしれないなと思いました」
そして、浅川氏は当時、企業名こそ出さなかったが、国会でビッグモーターの問題を取り上げた。
「国会での質問時には名前を出していませんが、消費者庁などとのレクの時ははっきりビッグモーターのことだと伝えています。省庁はやばい会社だと分かっています。ただ、消費者庁の弱いところは、企業から相談を受けたらアドバイスするけど、やばい企業があることを分かっていても警告できないんですね」
現在、ビッグモーターは自動車修理における自動車保険の保険金不正請求問題で揺れている。本業の中古車販売にもメスが入るかもしれない。浅川氏は今秋の臨時国会以降、免許制など、安心して中古車を購入できる仕組みを消費者特別委員会で提案していくという。

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