娘の帰り待つ母親心境語る フランス人女性不明から5年

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栃木・日光市を観光中だったフランス人女性が行方不明になってから、29日で5年がたった。
フランスで娘の帰りを待つ母親が、今の心境を語った。
フランスから旅行に来ていたティフェヌ・ベロンさん(41)は、2018年7月、日光市を観光中に行方がわからなくなった。
失踪から5年となる29日、警察などは、東武日光駅周辺で情報提供を呼びかけた。
こうした中、母親のアンヌさん(64)がFNNの取材に応じ、ベロンさんが、独学で日本語を勉強し、日本が大好きだったことを明かした。
ベロンさんの母親・アンヌさん「『漢字の書き方』、彼女はかなりたくさん持ってますよ。彼女は本当に漢字が好きでした」
一方で、ベロンさんの失踪後は「リラックスできる瞬間や幸せな瞬間がない」として、苦しい胸の内を語ってくれた。
ベロンさんの母親・アンヌさん「5年、5年、とてもつらい5年…。どうやって生きていけばいいのでしょう。諦めたくなることもよくあるし、『もうやめよう、疲れた、つらすぎる』と言いたくなることもあります」
国連は2023年、「事件性が疑われる行方不明事件」と指摘し、日本政府に捜査を要請した。
警察は、引き続き事故と事件の両面で捜査をしていて、アンヌさんは協力を呼びかけている。
情報提供は、「日光警察署(0288-53-0110)」まで。

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