【独自】ススキノ切断遺体事件 祖父が語る“容疑者父娘2人の関係” 「娘を怒ることは一切ない教育方針だった」

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7月2日、札幌市のホテルで首を切断された男性の遺体が見つかった事件。
死体遺棄などの疑いで逮捕されたのは札幌市内に住む親子、父親で医師の田村修容疑者(59)と、娘の田村瑠奈容疑者(29)でした。
「めざまし8」は、瑠奈容疑者の祖父を取材。浮かび上がってきたのは娘と父親の関係でした。
めざまし8が連絡をした際、初めて2人の逮捕を知ったという祖父。
Q.今初めて知ったのですか?瑠奈容疑者の祖父:そうそう。…ショックだよね。え、うちの息子がっていう。
息子と孫の逮捕に、ショックを隠しきれません。祖父によると、孫の瑠奈容疑者は人付き合いが苦手だったといいます。
瑠奈容疑者の祖父:孫(瑠奈容疑者)はどっちかっていったら、人付き合いの悪いやつだ。自分の意思に合わなかったら、拒否するほうだから。もう「あんたたちは付き合わん」とかさ、わしもだいぶ怒られたけど。「お前、ちゃんとしていないとだめだ」と言ったら、どうのこうの言ってたんだけど。
瑠奈容疑者の祖父:高校の途中まで行ったんだけど、行けなくなっちゃって。で、その後なんかそれを埋めるような。だから、常時はうちにいてさ。うちにいて、好きなことやってんだけれども。夜間スクールみたいな、なんかのところに気が向いたら出かけていったりさ。自分で買い物するために出かけていったりする程度のことしか、私は押さえていないけど。
高校も卒業せず、仕事もほとんどしていなかったという瑠奈容疑者。そんな瑠奈容疑者に対して、父親の修容疑者は、怒ることはなかったといいます。
瑠奈容疑者の祖父:医者である修も、なるべくできるように「これはどうだ?」「あれ行ってみようか」というそういう働きかけはするけども、娘が行かんって言ったらそれはいかんでしょう。息子も奥さんも(娘を)頭から怒ることは一切ない。俺に言わせたら歯がゆいときが初めはあったけども、それがだんだん落ち着いてきたら、こういう育て方もあるのかなというふうに思うようになったんだけど。とにかく瑠奈の面倒は、お前達が見なきゃダメなんだから、ちゃんと見なさいよってね。
娘に対して怒らない息子夫婦に憤りを感じながらも、見守っていた祖父。
瑠奈容疑者の祖父:孫(瑠奈容疑者)とはね、(電話で)話すだけだから、実際に顔見てないのはもう4年ぐらいなるかな。(当時は)ちゃんとおしゃべりしたりしていて、その時は普通だったよ。
血が苦手で外科医ではなく、精神科医をしていたという息子の修容疑者。最近の様子については…。
瑠奈容疑者の祖父:(息子・修容疑者は)インターンの時に実際に胃か何か手術して血が出てきたらね、倒れちゃったんだって。血見ると倒れるんだ。それで精神科医の方になった。性格でいけば優しくて、自分としての信念を持ってるから。いろいろ精神科でね、院内でやってるときは、まことに(息子の)修が役に立ったんだ。手術する前に患者さんがパニックになったり、手術した後思うようにいかんからパニックになると、修が出かけていくんだ。精神科としてはね、重宝されていたんだ。
孫娘と息子の逮捕について、悲痛な胸のうちを明かした祖父。
瑠奈容疑者の祖父:だけれどもそういうふうにして警察が発表して、いま取り調べ中なんだから。それについては厳粛に受け止めて、私もバッシングやいろんなことについては、お受けいたしますということです。そういう心構えでおります。
(めざまし8 7月25日放送)

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