昭恵夫人が決断した安倍元総理の納骨 一周忌を前に動きが

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

元宰相が衆人環視のもとで狙撃される――。2022年7月8日、安倍晋三元総理(享年67)が凶弾に斃(たお)れてから間もなく1年を迎えようとしている。安倍氏の国葬では、喪服姿の昭恵夫人(61)が亡き夫の骨壺を抱える痛々しくも凛とした姿が印象的だったが、一周忌を前にして新たな動きが見られる。
***
【写真11枚】安倍元総理と昭恵夫人の結婚式 初々しい表情の二人(1987) 安倍元総理が亡くなってから1年がたっても、その動揺は収まっていない。結局あの事件とは何だったのかという総括が十分に行われたとは言い難く、また政界を見渡してみても清和会(安倍派)の後継領袖も決まらずにここまできている。前代未聞の事件の衝撃はあまりに大きく、それだけに“余波”が続くのも当然といえるだろう。

安倍昭恵夫人 無論、最も大きな衝撃を受けたのは昭恵夫人に他なるまい。事件当日、ともに朝食を取っていた夫が数時間後に撃たれ、そして亡くなったのである。 今年4月に行われた亡き夫の地元・衆院山口4区の補欠選挙では熱心に活動し、後継候補が当選するとその後援会長の座に就いた。傍目には精力的に活動しているように見える昭恵夫人だが、現在の心中はいかなるものなのだろうか。 一周忌の法要と納骨が、昭恵夫人らに残された課題だった。これまで、安倍元総理の位牌と骨壺は、生前安倍氏が暮らしていた東京都渋谷区富ヶ谷のマンションに置かれたままであった。そのため、安倍元総理はどこに永眠するのかと取り沙汰されてきた。分骨は… 地元・山口にある安倍家代々の墓なのか、それとも、昭恵夫人と安倍元総理の母の洋子氏(95)がいまも生活する「安倍邸」がある東京の墓地なのか。分骨もありえるのか――。 今年の春時点でも、昭恵夫人は〈納骨については「しておりません」、納骨の予定については「いつするかも決まっておりません」〉(「女性セブン」3月30日・4月6日号)としていたのだが……。 安倍元総理を20年にわたって取材し、昭恵夫人とも接してきた元NHK解説主幹でジャーナリストの岩田明子氏は、7月6日発売の「週刊新潮」にこう寄稿している。〈昭恵は決断する。/(安倍家のお墓がある山口県長門市の)油谷(ゆや)は、安倍自身の思い入れも強く、節目節目で墓参していた、文字通り安倍家の本拠地である。また、高台にある墓は辺り一帯を見渡す場所に位置し、そこから地元を見守ることで夫は安らかに眠り続けられるのではないか……。/結局分骨はせず、7月23日に油谷に納骨することが決まり、安倍の遺骨は山口に帰ることとなった(注・敬称略)〉 元総理が死してなお、安倍家の動向は注目を集める。 7月6日発売の「週刊新潮」では、昭恵夫人が納骨を決断した背景をはじめ彼女の“転機”となった出来事や近況など、「政治家の妻」として生きてきた昭恵夫人の人生を岩田氏が4ページにわたって詳しくレポートする。「週刊新潮」2023年7月13日号 掲載
安倍元総理が亡くなってから1年がたっても、その動揺は収まっていない。結局あの事件とは何だったのかという総括が十分に行われたとは言い難く、また政界を見渡してみても清和会(安倍派)の後継領袖も決まらずにここまできている。前代未聞の事件の衝撃はあまりに大きく、それだけに“余波”が続くのも当然といえるだろう。
無論、最も大きな衝撃を受けたのは昭恵夫人に他なるまい。事件当日、ともに朝食を取っていた夫が数時間後に撃たれ、そして亡くなったのである。
今年4月に行われた亡き夫の地元・衆院山口4区の補欠選挙では熱心に活動し、後継候補が当選するとその後援会長の座に就いた。傍目には精力的に活動しているように見える昭恵夫人だが、現在の心中はいかなるものなのだろうか。
一周忌の法要と納骨が、昭恵夫人らに残された課題だった。これまで、安倍元総理の位牌と骨壺は、生前安倍氏が暮らしていた東京都渋谷区富ヶ谷のマンションに置かれたままであった。そのため、安倍元総理はどこに永眠するのかと取り沙汰されてきた。
地元・山口にある安倍家代々の墓なのか、それとも、昭恵夫人と安倍元総理の母の洋子氏(95)がいまも生活する「安倍邸」がある東京の墓地なのか。分骨もありえるのか――。
今年の春時点でも、昭恵夫人は〈納骨については「しておりません」、納骨の予定については「いつするかも決まっておりません」〉(「女性セブン」3月30日・4月6日号)としていたのだが……。
安倍元総理を20年にわたって取材し、昭恵夫人とも接してきた元NHK解説主幹でジャーナリストの岩田明子氏は、7月6日発売の「週刊新潮」にこう寄稿している。
〈昭恵は決断する。/(安倍家のお墓がある山口県長門市の)油谷(ゆや)は、安倍自身の思い入れも強く、節目節目で墓参していた、文字通り安倍家の本拠地である。また、高台にある墓は辺り一帯を見渡す場所に位置し、そこから地元を見守ることで夫は安らかに眠り続けられるのではないか……。/結局分骨はせず、7月23日に油谷に納骨することが決まり、安倍の遺骨は山口に帰ることとなった(注・敬称略)〉
元総理が死してなお、安倍家の動向は注目を集める。
7月6日発売の「週刊新潮」では、昭恵夫人が納骨を決断した背景をはじめ彼女の“転機”となった出来事や近況など、「政治家の妻」として生きてきた昭恵夫人の人生を岩田氏が4ページにわたって詳しくレポートする。
「週刊新潮」2023年7月13日号 掲載

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。