山手線で「刃物」、一時避難=料理人?男性「店から持ち帰る」―新宿駅

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25日午後4時ごろ、東京都新宿区のJR新宿駅の駅員から「電車内で刃物を振り回している人がいる」と110番があり、山手線外回りで乗客らが一時避難する騒ぎが起きた。
駆け付けた警視庁新宿署員が、ホームに停車中の車内の座席で包丁2本を発見。横に座っていた外国籍の50代とみられる男性に事情を聴いたところ、自身を料理人だと説明し、「勤めていた飲食店を辞めるので包丁を持ち帰った」などと話したという。
同署によると、刃物を振り回した事実は確認できていない。包丁は刃渡り約25センチと約27センチで、布巾にくるまれていたが、刃の一部が見えている状態で座席に置かれていた。
東京消防庁によると、この騒ぎで50代と20代の男性2人が転倒するなどして病院に搬送された。いずれも意識はあるという。JR東日本によると、安全確認のため山手線や中央線などで一時運転を見合わせ、約1万4000人に影響が出た。

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