「イチビリすぎや」など9人に暴言暴力、内部通報したのに1年以上放置…市職員が記者会見「放置された」

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大阪府交野市の職員3人が27日、記者会見を開き、職場で暴言や暴行などのパワーハラスメントを受けたとして市に内部通報したにもかかわらず、1年以上、ヒアリング調査が行われなかったと訴えた。
これに対し、市は「プライバシー保護の観点からパワハラや通報の有無については何も話せない」としている。
会見には、パワハラ被害を訴える職員3人と相談を受けた弁護士らが出席。職員側の説明によると、2011~23年、職員計9人が同じ男性管理職から、「お前、イチビリすぎや」「アホ」「ボケ」といった暴言や暴力を受けたとしている。
相談を受けた別の職員が昨年7月、公益通報者保護法に基づき、市人事課に内部通報。その後、通報者には録音データなどの証拠提出を求める連絡があったが、職員側が求めるヒアリング調査は行われなかったという。
今月下旬になって初めて、一部の職員に市から「調査に協力してほしい」との連絡があったといい、職員側は「放置された」と主張。会見した職員の一人は「これを機にしっかり調査してほしい」と話している。

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