高速道路のETCレーンを通過する2台のトラック。後ろのトラックが前のトラックにピッタリと近付いて、レーンを通過していきます。
後ろのトラックは料金の支払いを逃れていました。こうした不正行為は、カルガモの親子が連なって歩く様子に似ていることから、「カルガモ走行」と呼ばれています。
このカルガモ走行による被害を受けた高速道路会社から相談を受けて、捜査を続けていた警察は陸運会社の社長(55)と元従業員(61)の2人を逮捕しました。
陸運会社社長の男:「陸送代金を浮かせるためだった」
警察はこの会社が3年間でおよそ850回「カルガモ走行」を繰り返し、750万円の支払いを免れていたとみて調べています。
また、逮捕を受けて高速道路会社は、割増料金を請求することを明らかにしました。
首都高速道路・中日本高速道路:「不正な通行は許しません。今回の不正通行に対しては、不法に免れた通行料金に加えて、免れた通行料金の2倍に相当する額を請求します」