17日午後1時50分頃、兵庫県三木市福井の金属加工会社「SMC」の従業員から、「アルミ棒の束が従業員の頭部に落下した」と119番があった。
三木署員が駆けつけたところ、敷地内で男性が頭から血を流して倒れており、その場で死亡が確認された。同署によると、男性はフィリピン国籍の30歳代の技能実習生とみられ、詳しい状況を調べている。
発表では、男性はこの日、約2メートルのアルミ棒300~400本を金属製のひもで束ねる作業を1人で担当。1束の重さは450~680キロで、5段に積み上げ、並べて置いていたという。
同署によると、同僚が大きな音を聞いて駆けつけた際、男性はうつぶせに倒れており、近くにはアルミ棒3束(1・3~2トン)が崩れていた。アルミ棒の一部に血痕が付いており、同署は、積み上げたアルミ棒の束が崩れて男性に直撃したとみて、原因や作業手順、安全管理体制について調べる。