LGBT法成立 自民3氏が退席 山東氏「納得いかない内容」 当事者からは“厳しい声”も

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16日の参議院本会議で、LGBTなど性的マイノリティーへの理解を増進するための法案の採決が行われた。
尾辻秀久参院議長「これより採決をいたします」
しかし採決直前、青山繁晴議員や山東昭子前参議院議長など、3人の自民党議員が退席。
この法案をめぐっては、自民党内から「男性が女性だと偽って女性用トイレに入るなど、悪用されるおそれがある」など異論が噴出。
法案に反対する姿勢を見せてきた保守派の議員が、本会議が始まる前に話し合う様子も見られた。
そして、午前11時前。
LGBT法は、与党などの賛成多数で可決・成立した。
採決を前に退席した議員は…。
自民党・青山繁晴議員「立憲・共産と同じ行動はとれませんので、反対票は入れません」
自民党・山東昭子議員「どうしても納得のいかない内容だったものですから、退席させていただきました」
自民党・和田政宗議員「国民のこと、そして自民党のことを考えて行動いたしました」
自民党内から反対の声が上がる中、成立した今回の法案。
トランスジェンダー女性の時枝穂さんは、どう受け止めたのだろうか。
「法案が成立し、全国的にLGBTQへの理解が広がる可能性もある。しかし、誰のための理解なのか。困っている当事者(性的マイノリティー)の声に、真に寄り添った法案とはいえない」と話した。
自民党の世耕参院幹事長は、退席した3人について「しっかり対処していきたい」と述べた。

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