処方と違う薬渡された患者、薬剤過敏症で入院…薬剤師が「ダブルチェック」怠りミス

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兵庫県三田市は2日、市休日応急診療センター(天神)で、薬剤師が医師の処方内容と違う飲み薬を50歳代の女性患者に渡すミスがあったと発表した。
女性は薬剤過敏症で入院したが、現在はほぼ回復したという。
発表では、女性は5月21日午前、発熱などでセンターを訪れた。受け取った漢方製剤を夜までに2回服用したところ、全身の発疹や下唇のはれを発症した。
女性は薬が処方内容と違うと気付き、深夜に市民病院の救急外来を受診。薬剤過敏症と診断されてそのまま入院し、点滴を受け、23日に退院した。
本来は薬剤師2人で処方内容を確認すべきところを怠り、1人で済ませたのがミスの原因とみられる。女性は「薬をもらう際、説明もなかった」と話しているという。
センターは市が市医師会に医師派遣を委託するなどし、休日に診療している。市は女性に謝罪し、「ダブルチェックの徹底で再発防止を図る」とした。

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