なぜ若者は結婚しないのか…結婚・出産は「ぜいたく&リスク」という「日本の厳しすぎる現実」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いま日本はどんな国なのか、私たちはどんな時代を生きているのか。
日本という国や日本人の謎や難題に迫る新書『日本の死角』が話題になっている。
意外と知らなかった論点・視点の数々とは――。
なぜ若者は結婚しないのか?出生数80万人割れや「2070年の総人口は8700万人、2120年には5000万人以下にまで減る」という厳しい将来推計人口も話題になっている。少子高齢化問題では「結婚しない若者」というのも重大なテーマであり続けている。

『日本の死角』に収録された「家族はコスパが悪すぎる?結婚しない若者たち、結婚教の信者たち」という論考では、結婚しない若者たちを分析している。〈家族は本質的にコストパフォーマンスが悪いため、コスパや合理的計算で考えると結婚はかえって遠のいてしまう。結婚や子育てという純粋な歓びを、「機会費用」という名で利得を計算し(専業主婦になるとX億円の損、とか)、結婚や出産を「リスク」とみなすような結婚支援や少子化対策が大手を振ってきたのである。〉(『日本の死角』より)家族はコスパが悪いため、コスパで考えると結婚しない方がいいと考える人がいるのも当然だろう。社会的地位の低い男性と結婚する傾向が少ないそのほかにも若者が結婚しない理由は存在する。〈少子化対策を熱心に言挙げする人々は、しばしば仕事と子育ての両立難や、若年男性の経済的困窮をとりあげて、「若者は結婚したくても、できない」というリアリティを強調してきた。しかし、それは事態の半面でしかない。〉(『日本の死角』より)〈別の角度から、若者が結婚しにくくなっている理由を考えたい。それは格差婚、すなわち女性が自分よりも学歴や収入など社会的地位の低い男性と結婚する傾向が少ないままだから、ではなかろうか。〉(『日本の死角』より)日本の下降婚率は、約16.3%というデータがある。スウェーデン(37.0%)、フィンランド(34.8%)、フランス(30.6%)などヨーロッパの国々と比較しても割合は低い。結婚・出産がすでにぜいたくになっている日本の現実。つづく「夫が死んだら離婚する…じつは日本で『死後離婚』が増えていた『納得の理由』」では、いまや年間4000件ほどまで死後離婚が増えている現象を分析する。
なぜ若者は結婚しないのか?出生数80万人割れや「2070年の総人口は8700万人、2120年には5000万人以下にまで減る」という厳しい将来推計人口も話題になっている。少子高齢化問題では「結婚しない若者」というのも重大なテーマであり続けている。

『日本の死角』に収録された「家族はコスパが悪すぎる?結婚しない若者たち、結婚教の信者たち」という論考では、結婚しない若者たちを分析している。〈家族は本質的にコストパフォーマンスが悪いため、コスパや合理的計算で考えると結婚はかえって遠のいてしまう。結婚や子育てという純粋な歓びを、「機会費用」という名で利得を計算し(専業主婦になるとX億円の損、とか)、結婚や出産を「リスク」とみなすような結婚支援や少子化対策が大手を振ってきたのである。〉(『日本の死角』より)家族はコスパが悪いため、コスパで考えると結婚しない方がいいと考える人がいるのも当然だろう。社会的地位の低い男性と結婚する傾向が少ないそのほかにも若者が結婚しない理由は存在する。〈少子化対策を熱心に言挙げする人々は、しばしば仕事と子育ての両立難や、若年男性の経済的困窮をとりあげて、「若者は結婚したくても、できない」というリアリティを強調してきた。しかし、それは事態の半面でしかない。〉(『日本の死角』より)〈別の角度から、若者が結婚しにくくなっている理由を考えたい。それは格差婚、すなわち女性が自分よりも学歴や収入など社会的地位の低い男性と結婚する傾向が少ないままだから、ではなかろうか。〉(『日本の死角』より)日本の下降婚率は、約16.3%というデータがある。スウェーデン(37.0%)、フィンランド(34.8%)、フランス(30.6%)などヨーロッパの国々と比較しても割合は低い。結婚・出産がすでにぜいたくになっている日本の現実。つづく「夫が死んだら離婚する…じつは日本で『死後離婚』が増えていた『納得の理由』」では、いまや年間4000件ほどまで死後離婚が増えている現象を分析する。
出生数80万人割れや「2070年の総人口は8700万人、2120年には5000万人以下にまで減る」という厳しい将来推計人口も話題になっている。
少子高齢化問題では「結婚しない若者」というのも重大なテーマであり続けている。
『日本の死角』に収録された「家族はコスパが悪すぎる?結婚しない若者たち、結婚教の信者たち」という論考では、結婚しない若者たちを分析している。
〈家族は本質的にコストパフォーマンスが悪いため、コスパや合理的計算で考えると結婚はかえって遠のいてしまう。
結婚や子育てという純粋な歓びを、「機会費用」という名で利得を計算し(専業主婦になるとX億円の損、とか)、結婚や出産を「リスク」とみなすような結婚支援や少子化対策が大手を振ってきたのである。〉(『日本の死角』より)
家族はコスパが悪いため、コスパで考えると結婚しない方がいいと考える人がいるのも当然だろう。
そのほかにも若者が結婚しない理由は存在する。
〈少子化対策を熱心に言挙げする人々は、しばしば仕事と子育ての両立難や、若年男性の経済的困窮をとりあげて、「若者は結婚したくても、できない」というリアリティを強調してきた。しかし、それは事態の半面でしかない。〉(『日本の死角』より)
〈別の角度から、若者が結婚しにくくなっている理由を考えたい。それは格差婚、すなわち女性が自分よりも学歴や収入など社会的地位の低い男性と結婚する傾向が少ないままだから、ではなかろうか。〉(『日本の死角』より)
日本の下降婚率は、約16.3%というデータがある。スウェーデン(37.0%)、フィンランド(34.8%)、フランス(30.6%)などヨーロッパの国々と比較しても割合は低い。
結婚・出産がすでにぜいたくになっている日本の現実。つづく「夫が死んだら離婚する…じつは日本で『死後離婚』が増えていた『納得の理由』」では、いまや年間4000件ほどまで死後離婚が増えている現象を分析する。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。