専門家「“絶縁継ぎ目”トラブルか」再開まで6時間“都心の大動脈”17万人に影響

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31日朝、東急東横線の線路内で煙が確認され、通勤・通学の時間帯から約6時間、運転を見合わせました。
駅にはタクシーを待つ人の行列ができました。
タクシー待つ人:「本来は9時半までに(出社)だったけど、連絡はしていて、遅延証明ももらっているので」
“発煙”が確認されたのは、一度ではありませんでした。最初は、午前8時半ごろ。日吉駅の線路内で「火花が散って、煙が出てきた」と運転士が報告。これにより、東横線、目黒線、新横浜戦の一部区間で運転を見合わせ。私鉄が多く乗り入れる“首都圏の大動脈”に広く影響が及びました。
その後、午前11時過ぎに運転を再開しましたが、直後に同じ場所で、二度目の発煙が確認されたのです。焼け焦げたとみられるのは、線路の一部。東急はレールを切断し、電気が通らないようにする作業をしました。
運転再開は当初、午後1時半ごろが見込まれましたが、結局、午後2時半となりました。
仕事の打ち合わせを見送ることになった男性。
駅で待っていた人:「(Q.何時から待っていました)12時前くらいです。相手の方もわかっていたので、すぐにスケジュールを見直しする話になりました」
今回の件で、17万人以上が影響を受けたということです。東急は、電気系統のトラブルなど、詳しい原因を調べています。
◆多くの人が使う路線。なぜ、事故は起きてしまったのでしょうか。
東急電鉄は発生原因を調査中としていますが、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんによりますと、これは“絶縁継ぎ目”のトラブルの可能性が高いといいます。事故現場の写真を見ると、レールには継ぎ目があります。2つに分かれていて、それぞれ周波数の違う電流が流れていて、列車の位置を把握しています。このつなぎ目には、電流の交錯を防ぐ部品が挟まれていて、何らかの理由でショートしてしまったのではないかとしています。
3月に『東急新横浜線』が開通したばかりですが、何か関係はあるのでしょうか。

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