ブシロックで光るボード掲げ疾走…迷惑客に非難続出 主催「ライブの妨げになるような行為は禁止」

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アニメにちなんだ音楽ライブを繰り広げた「ブシロードロックフェスティバル」で、光るボードを掲げて客席の間の通路を走って横切る一部ファンの行為を撮った動画がツイッターに投稿され、非難が相次いでいる。
警備員が制止に行ってやっと止めたようだ。主催者のブシロードミュージックは、「ライブの妨げになるような行為については禁止しています」と取材に答えた。
ブシロックは、人気アニメ「BanG Dream!(バンドリ!)」や「ラブライブ!」シリーズなどの音楽を担当するアーティストのグループ計9組が参加し、2023年5月27日に山梨県内の富士急ハイランド・コニファーフォレストで行われた。
ツイッターでは、29日になって、一部ファンの迷惑行為を撮ったいくつかの動画が投稿された。
そのうちの1つは、夜になってファンらが客席で色とりどりに光るサイリウムを手に持って振るシーンで起きた。
リュックを背負った若い男性が、客席後方の階段を上ったところにあるトイレ付近から走り出て、階段を下りる瞬間に、両手に持ったパネルを点灯させて掲げる。パネルは緑色に光り、男性は、それを掲げたまま階段を駆け下り、客席へと走った。客席の中間にある通路に入ると、警備員らしき人が追い駆ける様子が映った。
男性はパネルを掲げたまま通路を走り、客席の中でひときわ輝いて見えた。しかし、真ん中を過ぎたところで、光が見えなくなる。警備員に止められたとみられている。
この動画は、ツイッター上で拡散して大きな話題になり、まとめサイトにも取り上げられた。その後に削除されている。
ツイッターでは、さらに別の動画もいくつか投稿されていた。
そのうちの1つでは、若い男性が緑色に光るサイリウムを右手に持って、客席後方から通路に向かって走り、別の男性は、緑色に光る扇形のものを掲げて、その後を追い、どちらも警備員らしき人たちに止められていた。
ブシロックの公式サイトでは、公演に関する注意事項として、「サイリウムについては、改造や長物は禁止とさせていただきます。常識の範囲内でのご使用をお願いします」などと呼びかけていた。
それだけに、動画投稿へのリプライでは、「見てる人に迷惑だろ」「なんで自分のことしか考えられないの?」「こういうのはマジやめてほしい」といった非難が次々に書き込まれている。
こうしたトラブルが起きた経緯などについて、ロックフェスを主催したブシロードミュージックは5月31日、J-CASTニュースの取材に対し、「個別具体的な回答は控えさせていただきます」として明かさなかった。
その一方で、「ライブの妨げになるような行為については禁止しています」と述べ、「弊社では、イベント等において個別に定める注意事項等に従い、適切に対応を行っております。今後も会場及びお客様の安全のため、同様に対応を実施いたします」と説明した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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