大阪府箕面市立第一中学校で校務員がクラス替えの情報などを生徒に漏らした問題で、市教育委員会は２６日、校務員だった技能職員（５０）を停職６か月の懲戒処分とした。
同日付で依願退職した。
市教委によると、元校務員は今年４月、３年生の副担任の机から新３年生計２３４人分のクラス編成資料を無断で持ち出してコピーし、生徒４人に見せた。うち３人はスマートフォンのカメラで撮影し、ＳＮＳで友人らに送信。学校の調査で、画像は計２３人の生徒らに広まったが、すべて削除させたとしている。
資料には、一部の生徒の家庭状況に関する手書きのメモなども記されていた。市教委は、元校務員を地方公務員法違反（守秘義務）容疑で告訴する方針で、箕面署と相談しているという。
藤迫稔教育長は「極めて重く受け止めており、深くおわびする。綱紀粛正と再発防止に努める」とコメントした。