〈壱岐市・男子高校生死亡〉遂に“疑惑”に決着か。教育委員会・調査機関は「虐待はなかった」他の里子たちは残留「楽しいし、残りたい」新たな留学生も…

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事件発生直後、「週刊文春」により里親の虐待疑惑が報じられると、里親、さらには実父にまで非難が殺到した壱岐島離島留学生死亡事故。あれから2か月、実際に虐待はあったのか。離島留学制度の事務局である教育委員会が下した判断と、渦中の里親のもとに住む他の里子たちの報道後の反応は? 改めて浮き彫りになった「報道被害」 虐待疑惑に決着か–。離島留学制度を利用して長崎県壱岐島の里親の元で暮らしていた茨城県出身の椎名隼都さん(17歳)が今年3月に失踪、約3週間後に遺体で見つかってから約2か月が経過した。

この件については失踪後に「週刊文春」が里親による虐待疑惑を報じたが、椎名さんの実父や他の留学生たちがこぞってこれを否定。事故死である可能性が高いと言及していたことを集英社オンラインが詳報した。 亡くなった椎名隼都さん そしてこのほど、里親継続の可否に関わる調査をしていた機関が「虐待はなかった」と判断した。 この問題については、離島留学制度の事務局である教育委員会(小中学校は壱岐市教委、高校は長崎県教委)が関係者への聞き取り調査を続け、管轄する児童相談所とも連絡を取り合ってきた。 隼都さんを始め複数の留学生の里親だったAさん夫妻について、両教委に取材した。次ページから同じ質問に対する両教委との一問一答を紹介する。 教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
事件発生直後、「週刊文春」により里親の虐待疑惑が報じられると、里親、さらには実父にまで非難が殺到した壱岐島離島留学生死亡事故。あれから2か月、実際に虐待はあったのか。離島留学制度の事務局である教育委員会が下した判断と、渦中の里親のもとに住む他の里子たちの報道後の反応は?
改めて浮き彫りになった「報道被害」 虐待疑惑に決着か–。離島留学制度を利用して長崎県壱岐島の里親の元で暮らしていた茨城県出身の椎名隼都さん(17歳)が今年3月に失踪、約3週間後に遺体で見つかってから約2か月が経過した。

この件については失踪後に「週刊文春」が里親による虐待疑惑を報じたが、椎名さんの実父や他の留学生たちがこぞってこれを否定。事故死である可能性が高いと言及していたことを集英社オンラインが詳報した。 亡くなった椎名隼都さん そしてこのほど、里親継続の可否に関わる調査をしていた機関が「虐待はなかった」と判断した。 この問題については、離島留学制度の事務局である教育委員会(小中学校は壱岐市教委、高校は長崎県教委)が関係者への聞き取り調査を続け、管轄する児童相談所とも連絡を取り合ってきた。 隼都さんを始め複数の留学生の里親だったAさん夫妻について、両教委に取材した。次ページから同じ質問に対する両教委との一問一答を紹介する。 教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
改めて浮き彫りになった「報道被害」 虐待疑惑に決着か–。離島留学制度を利用して長崎県壱岐島の里親の元で暮らしていた茨城県出身の椎名隼都さん(17歳)が今年3月に失踪、約3週間後に遺体で見つかってから約2か月が経過した。

この件については失踪後に「週刊文春」が里親による虐待疑惑を報じたが、椎名さんの実父や他の留学生たちがこぞってこれを否定。事故死である可能性が高いと言及していたことを集英社オンラインが詳報した。 亡くなった椎名隼都さん そしてこのほど、里親継続の可否に関わる調査をしていた機関が「虐待はなかった」と判断した。 この問題については、離島留学制度の事務局である教育委員会(小中学校は壱岐市教委、高校は長崎県教委)が関係者への聞き取り調査を続け、管轄する児童相談所とも連絡を取り合ってきた。 隼都さんを始め複数の留学生の里親だったAさん夫妻について、両教委に取材した。次ページから同じ質問に対する両教委との一問一答を紹介する。 教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
虐待疑惑に決着か–。離島留学制度を利用して長崎県壱岐島の里親の元で暮らしていた茨城県出身の椎名隼都さん(17歳)が今年3月に失踪、約3週間後に遺体で見つかってから約2か月が経過した。

この件については失踪後に「週刊文春」が里親による虐待疑惑を報じたが、椎名さんの実父や他の留学生たちがこぞってこれを否定。事故死である可能性が高いと言及していたことを集英社オンラインが詳報した。 亡くなった椎名隼都さん そしてこのほど、里親継続の可否に関わる調査をしていた機関が「虐待はなかった」と判断した。 この問題については、離島留学制度の事務局である教育委員会(小中学校は壱岐市教委、高校は長崎県教委)が関係者への聞き取り調査を続け、管轄する児童相談所とも連絡を取り合ってきた。 隼都さんを始め複数の留学生の里親だったAさん夫妻について、両教委に取材した。次ページから同じ質問に対する両教委との一問一答を紹介する。 教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
虐待疑惑に決着か–。離島留学制度を利用して長崎県壱岐島の里親の元で暮らしていた茨城県出身の椎名隼都さん(17歳)が今年3月に失踪、約3週間後に遺体で見つかってから約2か月が経過した。
この件については失踪後に「週刊文春」が里親による虐待疑惑を報じたが、椎名さんの実父や他の留学生たちがこぞってこれを否定。事故死である可能性が高いと言及していたことを集英社オンラインが詳報した。
亡くなった椎名隼都さん そしてこのほど、里親継続の可否に関わる調査をしていた機関が「虐待はなかった」と判断した。 この問題については、離島留学制度の事務局である教育委員会(小中学校は壱岐市教委、高校は長崎県教委)が関係者への聞き取り調査を続け、管轄する児童相談所とも連絡を取り合ってきた。 隼都さんを始め複数の留学生の里親だったAさん夫妻について、両教委に取材した。次ページから同じ質問に対する両教委との一問一答を紹介する。 教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
亡くなった椎名隼都さん そしてこのほど、里親継続の可否に関わる調査をしていた機関が「虐待はなかった」と判断した。 この問題については、離島留学制度の事務局である教育委員会(小中学校は壱岐市教委、高校は長崎県教委)が関係者への聞き取り調査を続け、管轄する児童相談所とも連絡を取り合ってきた。 隼都さんを始め複数の留学生の里親だったAさん夫妻について、両教委に取材した。次ページから同じ質問に対する両教委との一問一答を紹介する。 教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
亡くなった椎名隼都さん
亡くなった椎名隼都さん

そしてこのほど、里親継続の可否に関わる調査をしていた機関が「虐待はなかった」と判断した。 この問題については、離島留学制度の事務局である教育委員会(小中学校は壱岐市教委、高校は長崎県教委)が関係者への聞き取り調査を続け、管轄する児童相談所とも連絡を取り合ってきた。 隼都さんを始め複数の留学生の里親だったAさん夫妻について、両教委に取材した。次ページから同じ質問に対する両教委との一問一答を紹介する。 教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
そしてこのほど、里親継続の可否に関わる調査をしていた機関が「虐待はなかった」と判断した。
この問題については、離島留学制度の事務局である教育委員会(小中学校は壱岐市教委、高校は長崎県教委)が関係者への聞き取り調査を続け、管轄する児童相談所とも連絡を取り合ってきた。 隼都さんを始め複数の留学生の里親だったAさん夫妻について、両教委に取材した。次ページから同じ質問に対する両教委との一問一答を紹介する。 教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
この問題については、離島留学制度の事務局である教育委員会(小中学校は壱岐市教委、高校は長崎県教委)が関係者への聞き取り調査を続け、管轄する児童相談所とも連絡を取り合ってきた。
隼都さんを始め複数の留学生の里親だったAさん夫妻について、両教委に取材した。次ページから同じ質問に対する両教委との一問一答を紹介する。
教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
教育委員会が行った里子への聞き取り調査の結果は –聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
–聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。 「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
–聞き取り調査の対象と経緯について教えてください。
「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。 同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委) 「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「Aさんご夫妻、子供たち(小中学生)、実親さんに聞き取りを行なってきました。子供たちには『里親宅での困ったこと、暴力を受けたことがあるか、相談できる人はいるか、学校生活はどうか、里親との生活は楽しいか』を個人面談で聞きました。
同時に留学生全児童・生徒を対象にしたアンケートも4月から行なってきましたが、問題と思われる回答は今のところはありません。Aさん方で暮らしているお子さんたちは全員『楽しいし、残りたい』とのことでした」(壱岐市教委)
「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。 Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委) 里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「Aさんご夫婦と壱岐の他の里親さんたちにも聞き取りをしています。今後の離島留学がどうすれば子供達にとって良くなるか検証するためです。生徒については、離島留学検討委員会で作成したアンケートに回答してもらっています。今後は壱岐市に部会を設けてアンケート結果を検討していきます。
Aさん方で暮らしていた高校生への聞き取りは3月までは行っていましたが、新学期に入ってからは事実確認と生徒の心のケアについてどう進めていくか検討しているところです」(長崎県教委)
里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた –Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた
里親Aさんはさまざまなイベントを企画して里子たちを楽しませていた

–Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。 「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
–Aさん夫妻は里親として除籍をされていますか。
「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委) 「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「いいえ、していません。児童相談所や警察から著しい問題があると報告があれば考えなければいけませんが、今のところそういった情報はいただいておりません」(壱岐市教委)
「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委) –Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「除籍にはなっていません。特に受け入れられない状態ではありません」(長崎県教委)
–Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。 「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
–Aさんご夫妻による「虐待はなかった」という判断をされたのでしょうか。
「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委) 隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「虐待に関しては調べている機関が違いますが、子供たちや実親さんには確認をして今後も引き続きお願いしたいという意見でしたので、継続されています。虐待に関しては警察の聞き取りで問題はなかったと聞いておりますので、それに基づいて進めております」(壱岐市教委)
隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる 「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる
隼都さんの誕生日の様子。他の里子たちにも親しまれていたことがうかがえる

「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。 現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委) 「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「事実関係の聞き取りですので、そこら辺を含めて今度の壱岐市での部会で、みなさまと意見交換をして確認していくという作業になります。虐待問題の調査の詳細は警察で行ない、実際に聞き取った内容は私たちも把握しておりますので、それをもとにこれからどうするかを壱岐の部会で検討していきます。
現時点では、除籍や受け入れの基準を判断するところではないということです」(長崎県教委)
「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「子どもたちが気遣ってくれている」(里親Aさん) 県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。 また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
県教委の設ける壱岐市での部会は5月27日に開かれ、除籍や基準の決定は8月中に行なう見込みという。
また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。 しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。 一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
また、佐世保こども女性障害者支援センター(児童相談所など3機関の統合施設)は取材に対し、「個別の事案については関与してるかどうかの有無も答えられない決まりになっております」と回答。
しかし、関係者は「虐待の有無は線引きが難しいことではあるけど、今も里親さんの元で里子さんを預かっているということが現状どういう判断をされたかを物語ってますよね」と話しており、虐待はなかったという判断をしたとみられる。
一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。 実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
一連の経緯について、改めて里親Aさんに話を聞いてみた。
実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
実父とテニスをしたときの隼都さん Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
実父とテニスをしたときの隼都さん
実父とテニスをしたときの隼都さん

Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。 怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。 ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
Aさん(以下、同) 5月1日に児相の方が数名来られて、1時間半くらいいろいろな話をしました。その中で、子供たちが口を揃えてうちに残りたいと言っていて、そこを判断したと仰ってました。
怒ったり躾けたりも別室で30分もすれば虐待と捉えられかねないよとも注意されましたが、子供たちが虐待と思ってなくて、自分が怒られた理由もちゃんと理解していて、なおかつうちに残りたいと全員が言ったからということでした。
ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。 ――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
ただ行き過ぎないためにも、児相に勧められたペアレントトレーニングを受けることになりました。実親であっても一歩間違えれば通報されて保護されるお子さんもいるように、第三者目線で虐待かどうかは難しいですけど、うちの子たちは誰も(児童相談所が)保護(する)って判断にもなってませんからね。
――今も里子として残っている子供たちの様子は? 1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
――今も里子として残っている子供たちの様子は?
1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。 新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。 元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。 ――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
1年実家に戻っていたけど、やっぱり壱岐が楽しいからと『再来』で戻って来た子がいるんです。その子なんかは久しぶりに来たからテンションも上がってて賑やかですよ。
新規で決まっていた1人も、直前まで今回のいろいろな件を踏まえたうえで相談を重ねて、本人の判断で壱岐に来ましたよ。
元からいた4人は僕ら夫婦が大変な思いをしてると気遣ってくれてるなと感じます。積極的に家のこと手伝ってくれたり、場を盛り上げようとしてくれたりとか、学校で褒められた話なんかもたくさんしてくれて、僕らを喜ばせたいっていうのが伝わりますね。
――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか? 実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
――里子の実親たちとはどのような話し合いをしていますか?
実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。 僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。 通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
実親さんたちは変わらず協力的で、夏には親子一緒になっての応援イベントをしようかという話もしてくれてます。
僕ら夫婦がペアレントトレーニングを受けてからになりますが、聞き取りとかはもう全部終わったので、あとは離島留学をどうすればよくしていけるか関係機関と協議して、前向きに取り組んでいけると思います。
通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん ※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん
通っていた壱岐市立郷ノ浦中学校の卒業式で中国語関連の仕事をすることを将来の夢としていた隼都さん

※ 亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。 壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
亡くなった隼都さんがAさん方で過ごした楽しい時間や、高校で勉強や部活動に打ち込んだり、中国語の教員を目指して将来について真剣に考えていた様子などは過去に詳細を既報している。
壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
壱岐の留学制度に関わっている里親も児童・生徒も実親についての経緯や現状も、可能な限り取材して伝えたつもりだ。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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