悠仁さま16歳の誕生日 宮内庁公開の写真に見る「広報戦略」

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秋篠宮悠仁さまは9月6日、16歳のお誕生日を迎えられた。例年、宮内庁よりメディアに公開される、いわゆる「お貸下げ写真」を見ると、今年の写真にはある「変化」が見られた。
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【写真を見る】姉の眞子さまと佳子さまに囲まれ照れくさそうな幼少期の悠仁さま それは、撮影された写真の「構図」にある。 これまでは父親である秋篠宮殿下や、姉の眞子さま、佳子さまと一緒に収まる写真がほとんどだったのに対し、今回16歳の誕生日に合わせて公開されたのは、すべて悠仁さまお一人で収まったもの。「ひとり立ち」を彷彿とさせる写真だったのだ。

公私とも充実のご様子 悠仁さまは公私とも充実の日々を過ごされているようだ。16歳の誕生日を迎えられた悠仁さま 筑波大学附属高校の入学式当日、校舎へ歩いて向かわれるお姿が話題となった悠仁さま。8月31日までは、高校生となって初めての夏休みを過ごされていた。 この間、7月下旬には学校行事で長野県の蓼科高原へ2泊3日の合宿へ。3年間クラス替えがない筑附生にとってこの“林間学校”は、級友と親密になるための大切な時間だ。悠仁さまもクラスメートとハイキングやキャンプファイヤー、肝試しなどに興じられたという。 8月には、同じく長野県の栂池(つがいけ)高原へひとり旅に。かねてよりお好きだというトンボの観察にご熱心だったそう。続けて、秋篠宮ご夫妻とともに、みたび長野へ家族旅行に。向かわれたのは八ヶ岳だった。 プライベートだけではなく、公務にも臨まれ、「全国高校総合文化祭 東京大会」にご出席。現地でのご公務をこなすのはおよそ2年8カ月ぶりで、ご自身と年齢の近い高校生のバンド演奏などを鑑賞された。 ご旅行に公務にと、忙しくも実り多い夏を過ごされたのである。悠仁さまの情報発信はあるのか? 宮内庁といえば、最近、「SNS解禁」が話題となったばかり。時代の変化に合わせて広報や国民へのアピール方法についても、いろいろと苦心し、工夫を続けているようだ。 写真の構図変化も、宮内庁なりの意図があってのことだそう。「秋篠宮家の誕生日カットは毎回よくアングルが練られていて感心します」 とは、皇室取材を担当するカメラマン。「幼少期から12歳の誕生日までは、姉の眞子さま、佳子さまと三人で収まる構図が主流で、悠仁さまの愛らしいお姿が強調されているように感じますが、13歳から写真の中では“姉離れ”が始まり、父・秋篠宮さまとのツーショットやおひとりでの写真が中心になっていきます。姉たちと写る幼少期、父親と写る少年期、そしてひとり立ちしての青年期へと移行してきた。ある種のイメージ戦略を兼ねたものであると理解しています」(同) 皇位継承者2位として、今後ますます、公の場にお姿を見せられるシーンも増えていくことだろう。多くの国民は、その成長から目が離せない。「週刊新潮」2022年9月15日号 掲載
それは、撮影された写真の「構図」にある。
これまでは父親である秋篠宮殿下や、姉の眞子さま、佳子さまと一緒に収まる写真がほとんどだったのに対し、今回16歳の誕生日に合わせて公開されたのは、すべて悠仁さまお一人で収まったもの。「ひとり立ち」を彷彿とさせる写真だったのだ。
悠仁さまは公私とも充実の日々を過ごされているようだ。
筑波大学附属高校の入学式当日、校舎へ歩いて向かわれるお姿が話題となった悠仁さま。8月31日までは、高校生となって初めての夏休みを過ごされていた。
この間、7月下旬には学校行事で長野県の蓼科高原へ2泊3日の合宿へ。3年間クラス替えがない筑附生にとってこの“林間学校”は、級友と親密になるための大切な時間だ。悠仁さまもクラスメートとハイキングやキャンプファイヤー、肝試しなどに興じられたという。
8月には、同じく長野県の栂池(つがいけ)高原へひとり旅に。かねてよりお好きだというトンボの観察にご熱心だったそう。続けて、秋篠宮ご夫妻とともに、みたび長野へ家族旅行に。向かわれたのは八ヶ岳だった。
プライベートだけではなく、公務にも臨まれ、「全国高校総合文化祭 東京大会」にご出席。現地でのご公務をこなすのはおよそ2年8カ月ぶりで、ご自身と年齢の近い高校生のバンド演奏などを鑑賞された。
ご旅行に公務にと、忙しくも実り多い夏を過ごされたのである。
宮内庁といえば、最近、「SNS解禁」が話題となったばかり。時代の変化に合わせて広報や国民へのアピール方法についても、いろいろと苦心し、工夫を続けているようだ。
写真の構図変化も、宮内庁なりの意図があってのことだそう。
「秋篠宮家の誕生日カットは毎回よくアングルが練られていて感心します」
とは、皇室取材を担当するカメラマン。
「幼少期から12歳の誕生日までは、姉の眞子さま、佳子さまと三人で収まる構図が主流で、悠仁さまの愛らしいお姿が強調されているように感じますが、13歳から写真の中では“姉離れ”が始まり、父・秋篠宮さまとのツーショットやおひとりでの写真が中心になっていきます。姉たちと写る幼少期、父親と写る少年期、そしてひとり立ちしての青年期へと移行してきた。ある種のイメージ戦略を兼ねたものであると理解しています」(同)
皇位継承者2位として、今後ますます、公の場にお姿を見せられるシーンも増えていくことだろう。多くの国民は、その成長から目が離せない。
「週刊新潮」2022年9月15日号 掲載

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