富士市議選の選挙公報、印刷ミスで1人の公約消える…7万3000部刷り直し

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静岡県富士市選挙管理委員会は19日、23日に投開票される市議選の選挙公報に誤植が判明したため、7万3000部を再印刷し、配り直すと発表した。
20日に公共施設などに再配送する。新聞折り込みによる再配布は、21日となる予定。
市選管によると、候補1人について、主要な公約が消えた状態で印刷した。候補者が提出したデータを業者が変換した際に、文字の一部が消えたという。複数回行った確認作業でも見逃した。指定した形式以外のデータを受け取ったことも一因で、市選管は、受け付けるデータ形式の順守を徹底し、点検作業は複数人で行うとしている。
候補者からの指摘でミスが発覚した。選管は候補者名を明らかにしていない。「候補者名を出すことで注目を集め、公正な選挙を害する可能性があると判断した」と説明している。
この候補者は、読売新聞の取材に対し「チェックの不徹底は残念だ。ただ、指定外の形式のデータを渡した私にも負い目はある」と話した。

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