長野市の「青木島遊園地」では、17日からさら地にする工事が始まりました。
長野市住民:「一つのものがなくなるのは寂しい。子どもがちゃんと遊べるところが確保できればいいと思う」
こうしたなか、公園を利用してきた子どもたちの気持ちが踏みにじられる事態が起きていたことが分かりました。
14日、公園に隣接する児童センターに通う子どもたちが「だいすき」「ありがとう」などと感謝のメッセージを書いた模造紙を掲げて公園で記念撮影をしようとしました。
しかし、センターを管理する長野市社会福祉協議会の職員がメッセージの掲示をやめさせたといいます。
市協議会の職員:「この青木島遊園地で遊んだ経験が少ない子どももいるなかで、全員がそう思っているわけではない。子どもへの押しつけだ。外に紙を持ち出さないでほしい」
結局、子どもたちは紙を持たずに写真を撮りましたが、残念がる様子も見られたということです。
この件について、荻原健司市長はコメントを発表しました。
荻原市長:「児童や保護者の皆様に不快な思いを与えてしまいましたことに、事業委託者としておわび申し上げます。一人ひとりの児童への配慮から指導方法への考え方はあったにせよ、子どもたちの主体性を尊重することを第一に考えるべきであったと考えております」