「映え写真」でルール無視 “菜の花畑に侵入”…“道路上で危険撮影” あわや事故

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観光客が徐々に戻り、今年の春の行楽地はにぎわいを見せていますが、一方でルールを無視した迷惑行為が多発。地元の人たちは複雑な胸の内を明かしました。
■「映え写真」のため“畑侵入” 菜の花が無残に…
満開の桜並木と菜の花畑を同時に味わえる、埼玉県幸手市にある権現堂公園。春ののどかさを求め、多くの人が訪れています。
20代:「菜の花がきれいだったので写真を撮っていました」
6年ぶりに来園:「前来た時よりもすごく混んでいて、びっくりしました。人気になったのだなと思って」
公園周辺の道は大渋滞に!たくさんの人でにぎわいを見せるなか、“ある問題”が起きていました。
畑の至る所で、踏み付けられ、無残な姿となった菜の花。その原因となっているのは“映える写真”を撮影するための、菜の花畑への侵入です。
畑の周辺には立ち入り禁止の看板があるにもかかわらず、中に入る人が後を絶ちません。
美しい景色を台無しにする行為に対し、公園の担当者は次のように話します。
幸手権現堂桜堤保存会 大野芳夫理事長:「踏み潰されると(菜の花が)立ち上がることができなくなるので、その株がだめになっちゃうんですよね。私たちが大切に育てた菜の花ですから、それはやめてもらいたいものです」
■外国人観光客“道路上でピース” あわや事故
こうした問題は、他の場所でも起きていました。
昭和レトロな町並みと雄大な富士山が撮影できる“映えスポット”として、外国人観光客に人気の山梨県富士吉田市。
台湾からの観光客:「(Q.ここは写真スポットとして有名?)はい、YouTubeに載っていて、とても有名です。台湾には、このような高さの山はありませんし、雪も降りません。だから、とてもきれいでした」
中国からの観光客:「(Q.写真は撮りましたか?)はい、もちろん!最高な気分です。Instagramや他のSNSにアップしようと思います」
コロナ禍でガラガラだった商店街には、今では一日1500人以上の外国人観光客が訪れるまでに回復。売り上げが大幅に増加しています。
しかし、車道の真ん中や横断歩道で立ち止まって写真を撮る人たち。交通ルールを守らない外国人観光客が急増しています。
写真を撮るため、赤信号にもかかわらず、小走りで道路を渡る女性や、撮影に夢中で、後ろからクラクションを鳴らされる男女など、交通事故につながりかねない危険な写真撮影を行う、観光客の姿がありました。
道路沿いには、外国人観光客に向けて、交通ルールを守るよう呼び掛ける英語のポスターが貼られていますが、お構いなしに次から次へと道路で撮影を行います。
危険な撮影を行う観光客に対して、その都度、警備員が注意しますが、ルール違反がやむことはありません。
近くで店を営む女性:「富士山を見たくて遠い国からいらしているので、なるべくいい位置で撮りたいなというのは分かるんですけど。お互いにいい知恵を絞って、観光客も写真を撮れるし、地元の人が安心して運転ができるというような状況になればいいなと思っています」
観光地にとって、ありがたい存在の外国人観光客だけに、今後どうマナーを守るよう伝えていくかが課題となっています。

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