中国を訪問している林外相は、対面では初めての秦剛外相との会談に臨んでいる。
同行しているフジテレビ政治部・村上真理子記者が中継でお伝えする。
会談の焦点の1つは、中国当局による日本人拘束。
同行筋は、「こんなことが続くようなら、誰も中国に来なくなる」と述べており、林外相は、早期解放を強く求める考え。
林外相は、北京で3月、日本人男性が拘束されたことに強く抗議し、早期の解放と、当面の措置として、領事との面会の実現を求めているものとみられる。
また、沖縄県の尖閣諸島周辺などでの中国の活動に深刻な懸念を伝えるほか、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、責任ある対応を促す方針。
午後には、3月に就任した李強首相や外交トップの王毅政治局委員とも会談する予定で、日中両国首脳の往来などについても話し合われる見通し。