卓球大会申込書のFAX番号に誤り…個人情報漏えい 大阪市が謝罪・反省「市民の信頼損なう」

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大阪市は、西淀川区で行われる区民卓球大会の参加申込書に誤ったFAX番号を記載し、大会に申し込んだ人の個人情報が漏えいしたとして、2023年3月30日に公式サイト上で謝罪した。市は「市民の皆さまの信頼を損なうこととなりましたことを深く反省し、再発防止に努めてまいります」としている。
発表によると、4月16日に開催される区民卓球大会の参加申込希望者から、参加申込先のファックス番号に誤りがあるとの指摘が、3月27日に西淀川区役所地域支援課に寄せられた。
担当職員が確認したところ、「3月1日(水曜日)に前年度参加者に送付した案内状同封及び区ホームページ掲載の大会要項の申込ファックス番号に誤りがあることがわかりました」と報告。誤って記載した申込ファックス番号のあて先の人物(以下、A氏)に確認すると、3件の参加申込書の受信があり、申込者12名の氏名、年齢、一部の人物の住所、電話番号といった個人情報が漏えいしたことが判明した。
27日中に、A氏に誤送信された3件の申込責任者3人に、電話で経過を説明し謝罪。申込者についても「経過の説明とお詫びをお伝えいただくことでご了承いただく」という形を取ったとした。また、A氏のもとにも訪問して謝罪し、誤って送信された参加申込書を回収。区ホームページの情報修正や、案内状を送付した19人に対する経過説明なども行った。
問題の原因については「担当職員が、大会申込みの受付部署を変更したことに伴い、申込ファックス番号を修正していましたが、大会要項作成時及び区ホームページの作成時、案内状の送付時において、担当職員の確認が不十分であったこと、及び複数人で確認していなかったことが原因です」と説明した。
市は「このような事態を発生させ、関係者の皆さまに多大な迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と謝罪。「市民の皆さまの信頼を損なうこととなりましたことを深く反省し、再発防止に努めてまいります」「改めて担当内において、個人情報の取扱いの重要性について認識し、各担当職員が確実に事務処理するように注意喚起するとともに、複数人による確認を徹底することにより再発防止に努めてまいります」と対応を伝えた。

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