河川敷に柵はなく、子供だけで遊ぶ姿も 「危ないと思っていた」 市川男児不明

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東京都江戸川区の江戸川河川敷で心肺停止状態で見つかった男児は31日、行方不明となっていた3歳の吉田朔ちゃんと判明し、搬送先で死亡が確認された。
朔ちゃんが30日、行方不明となった千葉県市川市の江戸川沿いの公園は土手を下りると容易に川に近づける状況だった。
公園には桜の木が植えられ、見頃を迎えると、レジャーシートを敷いたり、テントを張ったりして、花見客らで混雑。朔ちゃんも母親らと花見に訪れていた。
行方不明となる直前の30日午後2時ごろ、現場付近で長女(2)と花見をしていた近くの女性(40)によると、この日も花見客でにぎわい、小さい子供だけで遊ぶ姿もみられたとする。
土手には階段もあって誰もが河川敷に下りることは可能で、川岸には柵なども設けられていなかった。女性は「以前、子供が川の方へ走っていく姿を見て『危ないな』と思っていた」と語る。
千葉県警は朔ちゃんが誤って転落した可能性もあるとみているという。女性は「まさか…。あまりにもかわいそうだ」と言葉を詰まらせた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。