環八で車がパトカーに衝突 警察を無視し“バック”で逃走 20代男を緊急逮捕

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「く」の字に折れ曲がったボンネット。逃走した車を追跡中に何度も衝突され、走れなくなったパトカー。
逃走した車は、およそ8km離れた路上で発見され、運転手の男が緊急逮捕された。
31日午前9時50分ごろ、東京・世田谷区等々力の環状8号線で、ワゴン車と乗用車2台の接触事故が発生し、1台の乗用車が、現場から逃走した。
接触事故の現場から逃走した乗用車。
その後、警戒にあたっていたパトカーが発見し、停止を呼びかけたところ、乗用車は止まった。
ところが、乗用車はいきなりバックして、パトカーに衝突し、再び逃走。
パトカーは逃げる乗用車を追いかけ、再び停止を呼びかけ、停車させたが、乗用車はまたしてもバックして、パトカーに衝突し逃走した。
パトカーは、2度の衝突で前の部分がつぶれ、走行不能となった。
その後、パトカーが止まった現場から、およそ8km離れた杉並区和泉の環状7号線で、運転手の男の身柄が確保された。
男が乗っていた白い乗用車のボンネットは折れ曲がり、パトカーに衝突した後ろの部分も激しく損傷しているのがわかる。
車を運転していたのは、自称・愛知県に住む20代の無職の男。
公務執行妨害の容疑で、緊急逮捕された。
調べに対し、男は「車をぶつけたことは間違いありません」と供述している。
警視庁は、男が身柄を確保されるまでに、パトカー以外のほかの車に何度かぶつかっていた形跡があることから、逃走時の状況を慎重に調べている。

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