「交際時に受けた迷惑料を払え」と元交際相手に暴行を加え、現金を奪ったとして、女と交際相手の男が逮捕された。
強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、茨城・水戸市に住む職業不詳の小野愛佳容疑者(22)と現在の交際相手・山戸一磨容疑者(20)。
2人は8月31日午後8時過ぎ、小野容疑者と以前交際していた男性に暴行を加え、現金およそ11万円を奪った疑いが持たれている。
水戸市の閑静な住宅街の中のアパートの一室で、小野容疑者と山戸容疑者は同棲(せい)していた。
2人は事件当日、東京・足立区の小野容疑者の元交際相手の自宅に車で向かった。
元交際相手の男性宅に押しかけた小野容疑者らは、「交際時に受けた迷惑料を払え」と因縁をつけ、男性の顔や胸、腹などを殴り暴行。
男性が現金を持っていないことがわかると、ATM(現金自動預払機)で下ろして払うようさらに脅した。
男性と歩いて近くのコンビニエンスストアに行き、ATMで引き出させた現金10万9,000円を奪い取ったとみられている。
暴行を受けた男性は、全治2週間のけがをした。
なぜ、このような犯行に及んだのか。
調べに対し、2人は容疑を認め、小野容疑者は「家賃などの生活費に困って、2人で相談して、元カレを脅して金を取ろうと考えた」と供述している。