防犯カメラに“エビチリ泥棒” 「お金がなくて」冷凍食品をバッグに次々と…料金箱には見向きもせず 36歳男を逮捕

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夜の無人販売店に入ってきた男…
窃盗の疑いで逮捕された無職・吉田崇宣容疑者(36)だ。
店の防犯カメラは、吉田容疑者によるあきれた犯行を捉えていた。
事件は、熊本市北区の無人販売店で起きた。
店舗ではエビチリや麻婆茄子など冷凍食品が24時間販売されていて、支払いはこちらの料金箱に現金を入れることで済ませる。
本格的な中華料理の冷凍食品を手軽に買えるこの店に、吉田容疑者が現れたのは、2月21日のことだった。
頭に紺色のタオルを巻き、手にはタオルと同じ紺色の手提げバッグを持っている。
奥の冷凍ケースに向かうと、すぐに物色を始めた。
一度に2、3パックを掴んではバッグにどんどん入れる吉田容疑者。
すぐにバッグは、冷凍食品でいっぱいに。しかし…
さらに数パックを押し込んでいく。
バッグにもう入らなくなると、ようやく手が止まった。
出口に向かう途中に料金箱が設置されているのだが…
この後、吉田容疑者は料金箱を一切見ることもなく、そのまま店から出て行った。
わずか50秒ほどの犯行だった。
警察によると、盗まれたのはエビチリなどの冷凍食品で、その数24点。被害額は1万2000円相当だという。
この店は去年7月にオープンしたばかりで、店の代表者は、販売品に特別な思いがあると話す。
被害店の代表:一つ一つ手作りで一生懸命作っているので、それを躊躇することなく持ち去っていく姿を見た時は、悲しい気持ちになりました
また被害はこの1回だけではない。
系列店を含めると合計3回の窃盗に遭っていて、いずれも吉田容疑者と似た服装の人物による犯行だという。
しかも回数を重ねるごとに盗まれた品数が増えていて、3回目は45品も盗まれていた。
被害店の代表:無人販売はお客さまとの信頼、信用で成り立っているので、そういう犯罪がなくなることを願って一生懸命販売していきたい
無職の吉田容疑者は調べに対し、こう容疑を認めているという。
「お金がなくて、おなかがすいていたからやった。同じような犯行を数回した」
警察は、余罪があるとみて吉田容疑者を調べている。
(「イット!」3月9日放送より)

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