渋谷の公共トイレ問題で区が見解発表「女性トイレをなくす方向性など全くございません」

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東京・渋谷区で起こった「公共トイレ問題」に対し、渋谷区は7日、公式HPで「今後のトイレ整備について女性トイレをなくす方向性など全くございません」と、ネット情報を否定した。
発端は渋谷区議会議員の須田賢氏のツイート。「幡ヶ谷で新しくできたトイレです。本日、近くに所用があって写真をついでに。誰でもトイレが2つ、と男性用トイレ。渋谷区としては女性トイレを無くす方向性なのですが、私はやはり女性用トイレは残すべきだと思います。皆さんはどうお考えでしょうか」と問いかけた。
漫画家の倉田真由美氏は「え?女性トイレをなくす?」と驚き「公共のトイレは、性犯罪が起きやすい場所。十年ほど前には熊本で女児が殺害された痛ましい事件も起きた。女性用トイレがなくなることで、そういった犯罪が増える危険性はないのだろうか」とそのリスクに懸念を示した。
仮面女子元メンバーで渋谷区議の橋本ゆき氏は、共用トイレの必要性を強調しつつ「私は女性トイレ、スペース的に残せるところは残して欲しいです!」と発信していた。
7日、深夜になって橋本氏は「渋谷区からも『女性トイレをなくす方向性など全くない』と公式見解が出ました」と報告し、区が発信したページの紹介。今回のトイレ問題でさまざまな意見やメッセージを受けたことから「いただいたご意見を踏まえて、構造による安全の確保や様々な配慮を盛り込んだトイレ環境について今後も議論していきます」と結んだ。

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