飲酒後に時速146キロで逆走、車3台と衝突して3人死傷…男に懲役13年求刑

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飲酒運転で乗用車3台に衝突し、3人を死傷させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)に問われた山梨県上野原市上野原、無職緑川将平被告(25)の裁判員裁判が3日、甲府地裁(三上潤裁判長)であり、検察側が懲役13年を求刑して結審した。
判決は8日。
起訴状によると、緑川被告は、2020年7月26日未明、飲酒後に乗用車で富士吉田市の東富士五湖道路を時速約146キロで逆走。前から来た乗用車3台に衝突し、男性2人に重傷を負わせたほか、発炎筒の炎がガソリンに引火して男性1人を死亡させたとされる。
検察側は、緑川被告は運転直後に縁石に衝突するなどしており、アルコールの影響で正常な運転が困難だと認識していたと指摘。ブレーキをかけず車と衝突するなど「極めて危険性の高い運転態様だった」とした。
弁護側は、男性の死亡の直接の原因は、緑川被告の運転による傷害ではないとし、「(責任は)一定程度減少する」と主張した。

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