奄美大島でマングース約5年間確認されず「根絶宣言」も視野に ハブ駆除で放たれピーク時には1万匹 鹿児島県

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奄美大島では、ピーク時に1万匹いたマングースが、およそ5年間確認されていません。環境省は、早ければ来年にも根絶宣言を発表する見通しです。
奄美大島では1979年、ハブなどの駆除を目的にマングース数十匹が放たれました。その後、生息域が拡大し、ピーク時には1万匹を上回り、アマミノクロウサギなどの希少生物を捕食し問題となりました。
環境省は2000年から駆除を始め、当初は年間およそ4000匹を捕獲。2007年度以降は1000匹を下回り、2018年4月の駆除以降およそ5年間マングースは見つかっていません。
奄美大島全域に現在もおよそ2100基のわなを設置し、472台のセンサーカメラでモニタリングを続けていますが、マングースは確認されていないということです。
(検討会座長 東京女子大学 石井信夫名誉教授)「つかまらなくなってから5年近く経つので、根絶はほぼ確実かなとは思っている。ほかの事例のモデルになるような事業だと考えている」
環境省は、今年度の調査結果などをもとに今年の秋ごろに検討を行い、早ければ来年にも根絶宣言を発表する見通しです。
(2023/03/04 12:16)

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