串カツ田中HD、食材不適切管理&ハラスメントの事実認め謝罪 SNSで疑惑…「安心安全な運営体制を再構築」

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外食チェーン「串カツ田中」を運営する串カツ田中ホールディングス(HD)は2023年2月28日、同社の店舗でハラスメントや食材の不適切な管理があったという情報がSNS上で拡散している件で、社内基準に即した食材管理と提供方法が一部徹底されていないことが確認されたとして、公式サイトで謝罪した。コンプライアンスの観点からも不適切な言動があったとしている。
串カツ田中をめぐっては、ハラスメントや不適切な食材の管理があったとするツイッター投稿が2月26日頃から話題になった。
こうした事態を受け、串カツ田中HDは27日、「これらについては、現在詳細の事実を確認中であり、公表すべき内容が発生した場合には速やかに公表致します」と公式サイトを通じて発表した。
翌28日、同社は「社内調査を進めた結果、食材管理および衛生管理について、食品衛生法の趣旨に即した提供はなされているものの、社内基準に即した食材管理および提供方法について一部徹底されていないことを確認しました」と事実を認めた。
具体的な店舗名は「串カツ田中アミュプラザ小倉店」としている。同社は「食品衛生の観点から各業者・専門機関の方々の意見も聴取しながら、食品衛生法より厳格な安全基準を社内に設けて運用しております」としつつも、「今回、この社内ルールが一部遵守されていませんでした」と述べた。
調査・安全確認の対象を全店舗に拡充し、社内ルールの再検討や衛生管理に対する再教育を順次実施していくという。
また、「ハラスメントにあたる言動があった旨の主張についても、同様に調査をしたところ、コンプライアンスの観点から不適切な言動があったことが認められました」とした。「社内規程に基づき厳正な処分をしてまいる所存でございます。加えて、当該被害を受けた方々への対応についても誠意をもってあたらせて頂きます」としている。
同社は「食材管理、教育体制の不備によりお客様および関係者の皆様に対して多大なるご心配とご迷惑をおかけし重ねて心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、「安心安全な運営体制を再構築いたします」としている。
該当店舗についてはしばらく休業し、衛生管理の徹底・再教育を進めていくという。

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