【独自】収容所で容疑者とすごした人物を取材「もう1人指示役が…」ルフィ5人いる?

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東京・狛江市で起きた強盗殺人事件の実行役として、加藤臣吾容疑者(24)が28日夕方、逮捕されました。警視庁は、住宅に押し入ったのは4人とみていて、その全員が逮捕されたことになります。
加藤容疑者は、すでに広島市の強盗傷害事件で起訴されています。
実行役に指示を出したのは、誰なのか。警視庁は、フィリピンから送還された4人のなかに『ルフィ』のいる疑いがあるとみています。
番組では、その4人と、去年秋まで1年半ほど、マニラの収容所にいた人物を探し出しました。その人物から届いた手紙には、「警察に捜査協力している」とあります。
ビクタン収容所にいた人物からの手紙:「『ルフィ』は全員で使っていました。渡邉容疑者は『ボス』、小島容疑者は自分では『ナンバー2』と言っていた」
番組では、この人物と手紙を通じて取材を重ねてきました。そして、この人物から、名前や素性を明かさないという条件で、直接、会っての取材も応じてくれることになりました。そこで、まず明らかになったのは、収容所の実態です。
ビクタン収容所にいた人物:「彼らがよくいたのは、Wi-Fiがつながりやすい収容所内の丘の上。机を置いて、事務所のようにして、『うちの会社は60億円以上、だまし取った』と話していた」
特殊詐欺の指示は、毎日のように行われていたといいます。そして、強盗事件については、こう話します。
ビクタン収容所にいた人物:「スマホをつないだまま、指示を出していた。『抵抗したら、たたけ。火をつけろ』とも言っていた。スピーカー越しに『ギャー』という悲鳴を聞いたこともある。お年寄りを標的にする彼らは許せない」
実行役とスマホで映像をつなぎながら、奪った高級腕時計をチェックする場面を目撃したこともあるそうです。その際、指定した買い取り業者に持っていくよう指示していたといいます。さらに、収容所内に『ルフィ』を名乗っていた男が、もう1人いたというのです。
ビクタン収容所にいた人物:「今村容疑者、小島容疑者のほかに、A氏もスマホを使って、実行役に指示を出していた」
A氏という人物は、4人の容疑者より前から収容されていたといいます。A氏は収容所の職員に多額の金を握らせ、自分専用の部屋を作らせていたそうです。取材を進めたところ、A氏は、すでに去年、マニラの収容所を出ていて、日本に戻っていたことが判明しました。捜査関係者によりますと、警察もA氏の存在を把握しているといいます。
今村磨人容疑者(38)と藤田聖也容疑者(38)は、それぞれ別の特殊詐欺事件に関わったとして、28日、再逮捕されました。金融庁の職員などをかたって高齢女性らからキャッシュカードを盗み、現金、数百万円を引き出したとみられます。

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