スシロー「寿司にアルコール噴射」動画に被害届提出…名前拡散された中学校は「生徒たちへの指導に活かす」

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回転寿司チェーン「スシロー」の熊本県菊陽町の店舗で客がレーンを流れるすし皿に消毒用アルコールスプレーを噴射する動画がSNS上で拡散した問題。2月27日、各メディアの取材に対し、スシローは24日に警察へ被害届を提出していたことを明らかにした。
拡散されていたのは、わずか13秒ほどの動画。客の少年が、商品を紹介するポップが載った皿に向かってアルコールスプレーを噴射。続いて実際に寿司が載っている皿にもスプレーを吹きかけたのだ。この皿を少年が取る様子は映っていなかった。
スシローでは、1月下旬に少年が醤油のボトルや湯呑みを舐めまわして元の場所に戻したり、レーン上の寿司に唾液をつけたりする動画が問題になり、大きな被害を受けたばかり。
この動画で迷惑行為をした少年をめぐっては、SNS上で苛烈な個人情報の“特定作業”が。あるインフルエンサーが岐阜県内の高校名をツイートしたことがきっかけとなり、その高校に苦情や誹謗中傷の電話が殺到し、少年が自主退学したことも一部で報じられている。
今回、アルコールスプレーを寿司に噴射した少年についても、SNS上で動画が出回るやいなや、真偽は不明だが少年の名前や通っているとみられる中学校まで特定する動きが広がっていた。
学校名が拡散され、中学校にはどのような影響があったのか。本誌が中学校に問い合わせると、「今回の件は生徒たちへの指導に活かします」と答えるに留まった。
また、各メディアによると、この少年の関係者から名乗り出る電話がスシローにあったという。少年自身が自らの行いを反省し、更生することを願うばかりだ。

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