藤井五冠、お茶こぼしても冷静 残ったお茶すすり羽生九段と対局【王将戦 タイトル防衛に王手】

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先週末、2日間にわたって行われた王将戦の第五局。
藤井聡太五冠(20)と、タイトル通算100期をねらう羽生善治九段(52)の戦いは、藤井王将が勝利。タイトル防衛に王手をかけた。
藤井五冠:考えていても、苦しい変化が多いのかなと思っていました。あまりスコアは意識せずに、次の局も精いっぱい頑張りたいと思います。
羽生九段:序盤は何局か経験のある形だったんですけど、早い段階で前例のない形になって。ちょっと対応を誤ると一気に終わってしまいそうな局面が続いていたので、しっかり調整して、良い将棋を指せるように頑張ります。
新旧ヒーローの激突。しかし、その直前にハプニングが起きていた。
対局初日の、25日のこと。
黒い羽織に深緑色の袴で、会場入りした藤井五冠。
張り詰めた空気の中、袋から私物を出して準備をする。
すると、立会人の視線が藤井五冠に集中した。
「カチャン!」
ペットボトルを移動させようとしたところ、湯飲みのお茶をこぼしてしまったのだ。
ところが、本人は至って冷静。
こぼれてもルーティンはやめず、残っていたお茶をすすっていた。
ハプニングにもかかわらず、押し切った藤井五冠。第六局は3月11日と12日、佐賀県で行われる。
(「イット!」2月27日放送より)

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