元KAT-TUN田中聖被告に実刑判決!裁判官と警察の怒りを買った法軽視の犂餾

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覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われた「KAT‐TUN」元メンバーの田中聖被告(37)が27日、千葉地裁松戸支部で懲役1年4月(求刑懲役2年)の実刑判決を言い渡された。田中被告は警察当局からだけではなく、奇策を繰り出して猖,糧嵜有瓩らも怒りを買った――。
田中被告の薬物事件はややこしい経過をたどった。
まず、昨年2月に名古屋市で薬物事件で逮捕された。同6月20日に名古屋地裁に懲役1年8月、執行猶予3年の有罪判決を下される。そのわずか9日後の同29日、千葉・柏市で再び薬物事件で逮捕された。
田中被告は翌7月、まさかの奇策を仕掛ける。名古屋地裁では自身が執行猶予判決を求め、それ通りになったにも関わらず、これを不服として名古屋高裁に控訴したのだ。名古屋市での事件は判決が確定していない状態に戻った。
その状況下で柏市での薬物事件の審理が9月、千葉地裁松戸支部で開始。名古屋市の薬物事件の判決が確定していないため、柏市での薬物事件は狃虍醗靴き瓩砲気譴拭初犯であれば判決で執行猶予が付く。田中被告はそれを狙ったとされた。法曹界は元アイドルの奇策に眉をひそめた。
「(千葉地裁)松戸支部の裁判官は相当怒ったはずです」(法曹関係者)
田中被告は警察当局の逆りんにも触れていた。
昨年10月の千葉地裁松戸支部での第2回審理で、覚醒剤の入手先について「密売人から買った」とした当初の供述を「(警察当局に)押収されなかったモノが(自宅に)あった」とひっくり返し、その薬物を「使った」と主張した。これでは、ガサ入れでブツを押収し損なったと受け止められかねず、警察当局がキレたとされる。
「警察当局、(千葉地裁)松戸支部はともに田中被告に憤慨したでしょう」(同)
警察、裁判所双方の怒りを買う元アイドルもなかなか珍しいだろう。
千葉地裁松戸支部は怒りを押し殺したか、本間敏広裁判官は、初犯ではなく、名古屋地裁で執行猶予付き判決を受けたわずか9日後に柏市で薬物事件を起こしたと糾弾。「法軽視の意思決定は非難に値し、責任に見合った施設内処遇を受けるのはやむを得ない」とバッサリ切り捨てた。
黒のスーツ姿の田中被告は裁判官をジッと見て、微動だにしなかった。
「『法軽視』という表現を用いて怒りをにじませ、刑法を軽んじるのは許せないと灸をすえたかったんでしょう」(同)
名古屋高裁での控訴審は3月に控える。

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