九州新幹線が「車輪止め」つけたまま発車、異音で緊急停止…隣に到着の運転士が誤って挟み込む

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23日午後1時34分頃、鹿児島中央発新大阪行きの九州新幹線さくら558号(8両編成)が鹿児島中央駅を発車した直後、車掌が異音に気づき、非常用ブレーキをかけて緊急停止した。
JR九州によると、車輪とレールの間に挟み込む木製の「車輪止め」がついたままだったことに気づかず発車させたことが原因という。停止後の点検では車輪止めの破損が確認された。
同社によると、車輪止めは車両を長時間停車させる場合に使う。さくら558号はつける予定はなかったが、発車の20分前に隣の乗り場に到着した別の新幹線の運転士が誤ってつけたという。同社は「原因を確認中」としている。
同社は、緊急停止後の点検で、さくら558号の運行に支障はないと判断し、約20分後に運転を再開したが、熊本駅で取りやめ、新大阪駅までは運休となった。熊本駅からは定刻通りの臨時列車を走らせた。

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